2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」
第4課 独りのとき 城美 崇光
- 今週のポイント
- 神様は言っておられます。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう」。私たち人間は、本来独りで生きるものではなく、他の人間との交わりの中で生きるように神様によって創られました。確かに独りの時間は大切です。しかし孤独は私たちを不安にさせます。最も孤独な人たちの中には、関わる人が沢山いる大都市に住んでいる人がいるのです。
- 「結婚とは」。結婚することは、神様が私たちに用意してくださった、人生の中での大きな祝福の一つです。神様はホセアという預言者に、いずれホセアのもとを離れて不倫というかたちで他の男性のところに行く女性と結婚するように命じられます。ホセアにはとても辛い経験でした。もし私たちの結婚相手がこのようなかたちで他の人のところに行くことになったら、本当に悲しいことです。結婚とは、神様が用意された素晴らしい祝福ですが、神様にとって結婚しているかそうでないかは問題ではありません。神様はその人の誠実さ、神様のために奉仕する能力に関心をよせておられます。聖書の視点から、私たちの人生の意義は結婚しているかそうでないかで決まらない。ということを確認する必要があります。
- 全ての人間関係は、死によって終わりを迎えます。家族や友人の死を体験された方はいらっしゃると思います。「死は人生の一部」として受け入れておられませんでしょうか。大切な人を亡くしても私たちは、人生の歩みを止めることはできません。その意味においては死を受け入れなければならないですが、本来私たちの体に死はプログラムされていませんでした。創造主である命の源であられる神様から離れてしまったことで、死ぬものとなってしましました。私たちは自分自身の死と向き合い、他人の死に向き合うとき、この世には苦しみや死の他に何があるのだろうか。と考えてしまうかもしれません。このような時にこそ神様と向き合い、「神様どうしてですか。」と問い、神様からの慰めを頂きたいものです。
- ディスカッションのためのテーマ
- 誰が孤独を感じているかをどのように知ることが出来るでしょうか。また相手を思ってかけたことばであっても、「大きなお世話よ」など、辛い言葉が返ってくることもあるかもしれません。そのような時でも、孤独を感じている人を見つけ関心を持ち続けるためにはどうしたろよいでしょうか。
- 大切な人を亡くし孤独を感じている友人と関わる時に、特に気を付けるべきことは何でしょうか。また、どのように支えることができるでしょうか。