安息日学校部

第3課 青年用:朴  昌

2022年第2期「終わりの時代に生きる」

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第3課   約束の子イエス   朴 昌

  • 今週のポイント

 

  1. 今週は旧約聖書から約束されたキリストについて学びます。
  2. 神様は旧約聖書の時代から預言者たちを通して、「終わりの日」または「後の日」に救いの約束が成就すると言われました。その約束はイスラエルの王を立て、国々がイスラエルに引きつけることです。その約束がイエス様を通して成就し、その意味において「終わりの日」がすでに始まったわけです。イエス様は公生涯の働きを始める時にこのように言われました。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」(マルコ1:15)
  3. 神様は旧約聖書の預言者たちを通して与えられた啓示を、新約聖書にはそれらの啓示よりまさる偉大な啓示を、イエス様を通して表されました。なぜなら、イエス様ご自身が命の御言葉だからです(ヨハネ1:1~17)。
  4. イエス様は神の僕としてこの世に来てくださいましたが、元々は神様と等しい方でした(フィリピ2;6~7)。ヘブライ人への手紙はそのイエス様を「神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れ」と表現します。
  5. 創造は父なる神様のみ御業であると考える傾向がありますが、旧約聖書であれ、新約聖書であれ、イエス様は神様と共に世を創造し、私たちのすべてを支えてくださる方であると言います。ですから、聖書で神様はご自身を紹介なさる時に「我々」と表現なさるのです(創1:26)。
  6. ヘブライ人へ手紙は「あなたはわたしの子、わたしは今日、あなたを産んだ」という言葉があります。これは旧約聖書を引用した言葉ですが、文字通りに理解しますと、神様がイエス様を産んでイエス様の存在の始まりを表すようなイメージがあります。しかし、この言葉はその文脈において、イエス様の存在の起源を表すことではなく、救いの計画においてのイエス様の役割を表すことです(フィリピ2:6~12)。