2022年第2期「終わりの時代に生きる」
第2課 ヘブライ人への手紙のメッセージ 仲泊大輔
- 今週のポイント
- 今週はヘブル人への手紙のメッセージの主な要点を学びます。特に10~12章に書かれている勧告は読者と荒野世代とを対比して書かれており、信仰を持つことが勧められています。「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません」(ヘブル11:6)とあるように、荒野世代はさまざまな神様の恵みを経験しながらも、約束の地に入れるという神様の約束に信頼することができませんでした。「あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、あなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である」(エペソ2:8)。恵みはイエス・キリストによって十分に示されています。それを確実に受け取るために、信仰とは何かを改めて学ぶことが今回のテーマではないかと思います。
- ヘブル人への手紙には旧約聖書から数多く引用されていますが、それらの引用を通してイエス・キリストが私たちの創造主、贖い主、仲保者(大祭司)であることを学びます。そして、そのイエス・キリストが私たちの代表者として、私たちが直面するすべての困難と共に戦ってくださっていることを学びます。荒野世代はそれらを、出エジプト、幕屋の聖所、火の柱、雲の柱などを通して学びました。私たちは何を通してこれらのことを学べると思いますか?
- 「わたしが、それらの日の後、イスラエルの家と立てようとする契約はこれである、と主が言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、彼らの心に書きつけよう。こうして、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となるであろう」(ヘブル人8:10)とあるように、石の板に記された律法が今は私たちの思いの中に、心に記されます。ヘブル人への手紙は、イエス・キリストについてのメッセージであると同時にイエス・キリストご自身がメッセージそのものです。ぜひ、今期の副読本をお読みください。イエス・キリストご自身がメッセージであられるように、私たち自身も主の律法を表現するキリストのメッセージそのものになることができます。
- ディスカッションのためのテーマ
- 恵みが目の前に置かれ、信仰を働かせた経験はありますか?
- イエス・キリストが今、天の聖所で働かれていることはあなたの生活とどんな関係がありますか?