2021年第3期「キリストにある休み」
第13課 究極の休み 松下晃大
- 今週のポイント
- 【安息日】休みについての最後の学びです。私たちはキリスト(善)とサタン(悪)の間の大いなる戦いの中に生きています。その戦いを大争闘と言います。私たちは大争闘の中にいますので、私たちの身の回りでは大小様々な問題や苦難が起こります。今週私たちは、世界的な不安や聖書の示す将来について考えながら、どのようにしてキリストにあって休むことができるかについて学びます。
- 【日曜日】イエスの弟子ヨハネは、その働きの途中で捕まり、島流しの刑を受けました。パトモス島という孤島に取り残されたヨハネは、孤独と疲れと不安を感じていました。その時、彼はイエス様の幻を見ます(黙示録1:9〜19)。その幻の記録がヨハネの黙示録です。「黙示」というのは、「隠された真理を示すこと」です。ヨハネは幻を通して、イエス様と出会い、世界の将来を知りました。ヨハネの見た幻は、彼に希望と確かな休みを与えたことでしょう。私たちも黙示録の学びを通してイエス様に出会い、希望を得ることができます。
- 【月曜日】マタイ24章にはイエス様の有名な説教が記されています。そこには、世の終わりのしるしや再臨、その後の出来事が描かれています。イエス様は神の民に対して、終末に向けての予定表を与えてくださいました。神の民が再臨に向かって備えるためです。私たちは終末の予定表をよく調べ、そのことをまだ知らない人たちに伝える使命を持っています。それが再臨への備えの一つです。
- 【火曜日】私たちアドベンチストは「三天使のメッセージ」をとても大切にしています(黙示録14:6〜12)。ここに、終末時代に生きる私たちの使命が示されているからです。三天使のメッセージには二つの道が示されています。真の神様を礼拝する生き方と偽の神様を礼拝する生き方です。そして、真の神様を礼拝するように! との呼びかけがなされています。アドベンチストは創造主なる真の神様を礼拝しますし、その大切さを多くの人に伝えます。
- 【水曜日】再臨はすべてのクリスチャンの希望の頂点です。それは、キリストにあって亡くなった人にとっても希望です。聖書は死を眠りだと説明します。そして、眠っている人がいつかは起きるように、死者は再臨の時に復活します。大切なことは、真の神様を礼拝する道を歩み、死や再臨に備えることです(へブル11:13〜16)。
- 【木曜日】パウロは「主において常に喜びなさい」と言います(フィリピ4:4〜6)。私たちは現在、大争闘が激しい終末の時代を生きています。様々な苦難や試練があるかもしれません。しかし、私たちが神様の内に、イエス様の十字架の犠牲の内にいるなら、私たちは神様にあって喜ぶことができ、私たちの魂に平安が与えられるのです。
- ディスカッションのためのテーマ
- 私たちは再臨に向けて、どのような備えをすることができますか?
- 主において喜んだ・平安を受けた経験を分かち合いましょう。
- 今期の学びを振り返って、学んだこと・考えたことをシェアしましょう。