安息日学校部

第11課 青年用:堀圭佑

2021年第2期「約束―神の永遠の契約」

PDFダウンロード

第11課  新しい契約の聖所 堀圭佑

  • 今週のポイント
    1. 地上の聖所は、天にある本物の聖所の影であり、型であり、写しです。これを学ぶことで、本物の聖所で何が行われているかを知ることができます。
    2. 契約には、「関係」が欠かすことのできない要素です。神様は契約において、私たちとの「愛の関係」を望んでおられます。聖所を通して人間の中に住まうと言われた神様の言葉からそれを感じることができます。
    3. 罪人が神様との関係を回復するために、動物が身代わりとなり血を流すという制度が定められました。しかし、これはイエス様の十字架という人類にとって最大の出来事を指し示しているものでした。全ての罪人は、この十字架のイエス様の血を通して赦しを受けることができます。
    4. 神様が立てて下さった救いの計画の中で、本来死ななければならないはずであった罪人の身代わりとして罪なきイエス様が十字架で命を捨てて下さった出来事は、最重要事項です。救いは、「キリストの血を通してのみ」もたらされるということを覚えましょう。
    5. 本物の写しである地上の聖所において、犠牲の動物が血を流した後、祭司がその血を聖所の中に運んで奉仕を行っていました。このことから、天にある本物の聖所においても、祭司の働きがあるということを知ることができます。そして、この天の聖所で奉仕をしておられるのが、イエス・キリストというお方です。イエス様は十字架で犠牲として血を流された後、今度は大祭司として私たちのために働いてくださっています。
    6. 私たちが欠点だらけだとしても、今、イエス様は大祭司として、十字架という大きな救いの御業を信じ受け入れる人のために、仲保者として神様の御前に立っておられます。この方は、私たちの人生における様々な悩み苦しみを知っていてくださる方です。「イエスは、その生涯のうちに苦しみを通して成し遂げられた完全な義をもって神の御前で、私たちのために罪の赦しと罪に勝つ力を願い求めておられるのです」(ガイド85ページ)。イエス様は、いつも私たちの味方だということを忘れずに歩んでいきましょう。

 

*仲保者、仲介者・・・「調停者、仲人であり、離れている両者を結びつける働きをします」                                    (副読本97ページ)。

 

  • ディスカッションのためのテーマ
    1. 十字架にかかられたイエス様は、自分にとってどのような存在ですか?
    2. 天で大祭司として働いておられるイエス様は、自分にとってどのような存在ですか?