2021年第3期「キリストにある休み」
第10課 安息日の休み 松枝重則
- 今週のポイント
- 土曜日 第7日安息日に対する議論は多数ありますが、私達は十戒の第4条が他の戒めより重要だとか天国に行くために必要な努力だとは主張していません。今週は安息日の休みの重要性を考えます。
- 日曜日 十戒の第4条の「覚えて」という文節は過去に起きたこと、すなわち創造週のことを言っています。安息日を覚えるとは、私たちが神に似せて作られた唯一無二の存在であり、すべてを与えられた責任を通して唯一の神を思い出させます。
- 月曜日 安息日は天地創造だけでなく奴隷からの解放も思い出させます。出エジプトで戸口に子羊の血を塗って長子が救われた神の御力を思い出し、私達もキリストにある罪の奴隷からの解放を信じる時、自分で自分の救いを得ようとする思いから解放されるのです。
- 火曜日 第4条の安息日は天地創造の神を思い出させますが、安息日の真理を与えられた私たちは、自分だけが安息日を守るのではなく、奴隷、他国人、家畜でさえも安息日の休みを与えよと命じられています。
- 水曜日 新約時代の宗教指導者たちは安息日を禁止事項でがんじがらめにしていました。イエス様は安息日の本当の意味を教えるためにあえて安息日に病を癒されました。6日の間は自分の必要を満たし、週に一度は自分を忘れ隣人のために生きるのが安息日なのです。
- 木曜日 安息日は忘れっぽい私たちに、創造主であり贖い主を永遠に覚えさせるために7日目毎に示される神の標識です。
- ディスカッションのためのテーマ
- 安息日を守っていない人々に祝福となるような安息日の過ごし方を話し合ってみましょう。火曜日質問参照。
- 神様の喜ばれる安息日の過ごし方を話し合ってみましょう。
- 補足・コメント
「私たちが安息日の主と結びつくとき、私たちは喜びに満たされます。……私たちが社会で抑圧されている人に仕えるとき、創造主の支えと恵みを発見する喜びにあずかるよう、私たちは招かれています」(副読本81ページ)。