2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」
第1課 人生のリズム 下地 英樹
- 今週のポイント
- 「何事にも時があり/天の下の出来事にはすべて定められた時がある」(コヘレト3:1、新共同訳)。
コヘレトの言葉3章に書かれているように、「何事にも時」があります。今週は、私達の世界や人生におけるリズム(季節)について考えます。 - 聖書には「初めに神は、天地を創造された」(創世記1:1、新共同訳)と書かれています。神は秩序正しく世界を創造されました。私達の住む世界には季節(四季)があります。季節は、神が創造された世界のリズムの一部なのです(聖書研究ガイド5頁)。
- 私たちの体の中には、機能を制御する生物学的リズム「概日リズム」(体内時計ともよばれるもの)があります。私たちの体の中にも、ある程度の規則性が存在しています。
- 私たちの人生にもリズムがあります。すべての人間が生を受け、死を迎えます。人は皆、墓場に向かって行進しているとも言えます(副読本10頁)が、私達クリスチャンの歩みは、死の先にある永遠の命に向かって進んでおり、永遠の世界へと向かっている歩みです。
- 私たちの世界や私たちの人生には、ある一定のリズム(規則性)が存在しますが、突然予期せぬ事が起こる事があります。聖書には、そのような物語がたくさん書かれています(ノア、アブラハム、ヨセフ、モーセ、ダニエル、エステル、イエスの弟子たち、パウロ等々)。
- 神様との関係について、パウロのように劇的な出会いも存在しますが、季節が移り変わっていくかのように、ゆっくりと変化していく事もあります。
- 聖書は関係についての本です。神は、他者との関係の中に私達を創造されました。・・・たいていの人は、四六時中、他者と交わるので、その交流が私たちの人生の変化やリズムにしばしばの影響を与える事があります。しかし、それは双方向においてです。私達との交流の中で、他者は私達の人生に影響し、その一方で、他者との交流の中で、私達は彼らの人生に影響を及ぼしうるのです(ガイド9頁)。
- エレン・ホワイトは、家族と教会の一致の秘訣は、キリストとの結合にあると記しています。「大きな円があって、そのふちからたくさんの線が中心に向かって集中している図を創造されたい。これらの線は中心に近づけば近づくほど互いに接近しあっている。クリスチャン生活はこのようなものである。キリストに近づけば近づくほど、わたしたちは互いに近くなる。神の民が一致して協力的な行動を取るとき、神はあがめられる」(副読本13頁)。
- 「何事にも時があり/天の下の出来事にはすべて定められた時がある」(コヘレト3:1、新共同訳)。
- ディスカッションのためのテーマ
- コヘレトの言葉3:1〜8を読んでみてください。あなたは人生のどの時期にきていますか?
- 私たちの人生には、しばしば予期していなかった事が起こりますが、そのためにどのような備えをすることができますか?
あなたの人生において、もっとも大切な10の事柄、10の大切な責任、10人の大切な人々のリストを作成し、一番大切なものから順番に順位をつけてみてください(副読本14頁参照)。