安息日学校部

第1課 聴覚しょうがい者用:山口 豊

2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」

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第1課 人生のリズム 山口 豊

 

1.今週のテーマ

今期の聖書研究ガイドのテーマは「家族の四季」となっています。これは、私たちクリスチャンが人生の歩みを進めていく中でいろいろなことが起こるとき、いつでも聖書の中から神様の思いを発見することができるという意味だと思います。コヘレトの言葉3章1節から8節の言葉は、私たちの人生にはいろいろなことが起こることを教えてくれます。ですが、聖書を知っているから、神様を信じているから悪いことが起こらないとか、すべてがうまくいくようになるとは書いてありません。

人生の中でいろいろなタイミングで物事が起こり、時が流れていくという意味で「リズム」や「四季(季節)」という言葉を使っています。

人生のリズムは人によって違います。ですが、幼少期、青年期、壮年期、老年期と時が流れていくのはみな同じです。その全部に神様は私たちに助けやヒントを与えてくださいます。そして、祝福と勝利が約束されています。

 

2.天地創造

「初めに」神は天地を創造されました。神様は強い思いをもって創造されました。偶然に世界が造られたのではなく、偶然に生命は生まれていません。神様の強い思いが表れているので、この世界には「秩序」があります。天体の動き、季節の移り変わり、一週間に一回安息日がやってくること、それらによって神様の秩序を感じることができます。神様の強い思いは言い換えると「愛」と呼ぶことができます。罪に満たされたこの世界でも、神様の秩序、愛はなくなることはありません。

 

3.ヨブの経験

誰の人生にも予期しない形でいろいろなことが起こります。ですが、試練がないと神様の本当の信仰が持てないということではありません。私たちは信仰を持っていることで、神様に頼ることができます。私も、20代のころガンになりました。「なんで私に?」という疑問がありました。その時も神様はみ言葉の中からたくさんのことを教えてくださいました。

 

4.変わること

「あの人の性格が変わって、いい人になりますように」という祈りは叶えられるかどうかわかりません。それは、自分の思いで人のことを変えようと思っているからではないでしょうか。「私が神様の品性に近づくようになりますように」という祈りは叶えられます。それは神様が私たちにそうなってもらいたいと思っておられるからです。私たちが信じる神様は、世界を造り、命を生み出します。その神様を信じるときに私たちは神様によって新しい人と変えられます。問6の二つの聖句(聖書研究ガイド8ページ)。フィリピ1:6、ローマ8:1は、神様が必ず成し遂げて下さること、救いが必ずあることを約束しています。自分はもう変わることができない、神様に近づくことができないというのならば、その人はこの二つの約束が実現しないことを信じることになります。

 

5.影響を与える

木曜日のところでは「聖書は関係についての本です。」と書いてあります。神は愛であると聖書に書いてあります。愛は関係がなければ生まれません。神様は私たちを愛してくださいます。ですから私たちも神様を愛しますし、神様が愛された人々を愛するのです。私たちのこの世界にはどれだけ仲が悪い人たちがいるでしょうか。お互いの悪口を言い合い、いがみ合っています。聖書は何度も何度も繰り返します。あなたがたは互いに愛し合いなさい。お互いのために祈りなさい。

これは神様からのメッセージです。神様を愛する私たちは、愛し合うことによって神様のことを証しすることができます。それが教会の使命です。愛による影響はどこまでも広がっていきます。

 

6.話し合いのテーマ

・神様を知っていることで良いことがどれだけありましたか。思い出して分かち合ってみましょう。

・あなたは誰から神様のことを聞きましたか。私たちは誰に神様のことを伝えることができますか。