カリブ海の島国、ドミニカ共和国では、サムエル先生が3年生の子どもたちにお祈りを教えるためにおもしろいことを行なっています。それはタイムカプセルです!
〈サムエル先生〉昨年の新学期、今までとは違ったことをしようと考えました。友人が、タイムカプセルのアイディアをくれました。子どもたちに目標や夢、願い事を書かせて箱に入れ、年度末に箱を開けて、自分の夢がかなったかどうかを分かち合うのです。
サムエル先生は、子どもたち一人ひとりに祈りのリクエストを書かせ、タイムカプセルに入れるよう指示しました。そして、1年後に、タイムカプセルを開けて、神様がどのように祈りに答えてくださったかを分かち合うのです。子どもたちは大興奮。しかし、重要なことが一つ残っていました。
〈サムエル先生〉子どもたちが、「先生、タイムカプセルに名前をつけていいですか?」と言うのです。みんなで、ジェリーと名付けました。タイムカプセルのジェリーです。そしてジェリーに封をしました。それから、みんなで、祈り続けています。
1年間祈り続け、子どもたちはついに、祈りがどうかなえられたかを知る日が来ました。
〈サムエル先生〉祈りの紙を開けてみましょう。準備はいい?
〈子どもたち〉はい!
〈サムエル先生〉照明よし! カメラよし! さぁ、祈りの紙を開いて!
さまざまな祈りが読み上げられました。子どもたちは、神様が自分たちの祈りに答えてくださったことを知って、大喜びです。
〈サムエル先生〉ある子どもは、お父さんに会いたいと祈り、会うことができました。優秀児童のリストに載りたいと祈り、リストに載ることができた子どももいました。また、成績の5が取れずに祈っていた子どもがいましたが、実際に5を取ることができました。子どもたちは自分のためだけに祈ったわけではありません。家族のためにも祈りました。
〈児童〉いとこがとても具合が悪かったので、良くなるように祈りました。
〈サムエル先生〉あなたのいとこは良くなりましたか?
〈児童〉はい。
〈サムエル先生〉神様が、あなたの熱心な祈りに答えてくださったね! タイムカプセルのジュリーを通して、みんなで神様の働きを見ることができて良かったね。
サムエル先生の子どもたちは、タイムカプセルのジェリーの経験から、神様が祈りに答えてくださることを決して忘れないでしょう。神様の力を子どもたちに教えている先生や学校のためにお祈りください。前回の13回献金を通して、この学校を支援してくださった皆様に感謝いたします。
2024年4期アドベンチスト・ミッション
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