数学、科学、歴史を学びにやってきた若者は、自分の命を救う何かを、学ぶことになるとは思っていませんでした。
〈イエトナ牧師（ヤウンデ中等学校のチャプレン）〉
アドベンチスト教育は、アフリカにおける大きな宣教地だとわたしは思っています。この学校も、アドベンチストの生徒より、そうでない生徒が多くいます。
この学校の生徒のうちアドベンチストの出身者は、わずか5パーセントほどです。教育機関が、カメルーンの首都ヤウンデで、イエス様の愛を伝える絶好の機会となっています。
〈イエトナ牧師（ヤウンデ中等学校のチャプレン）〉
ここでは怠ける暇はありません。たくさんの人が抱えている問題を話しにやってくるので、共に祈る必要があります。
ある日、カムホという生徒が助けを求めてチャプレンオフィスにやってきました。彼女は心疾患で苦しんでおり、診察を何度も受けたあと、手術をすることになっていました。カムホの家族はクリスチャンではありませんが、イエトナ牧師は祈ることを教えました。
〈イエトナ牧師（ヤウンデ中等学校のチャプレン）〉
私は彼女に、祈りとは天の父である神様との会話だと教えました。もし彼女が神様を信じれば問題はなくなる、神様に不可能はないのだ、と。そして、毎朝毎晩、問題のために祈るよう、彼女に勧めました。
イエトナ牧師とカムホが数週間祈り続けた結果、医師たちは驚くべきことを目にしました。
〈カムホ （ヤウンデ中等学校の学生）〉
祈って祈って、5回目に病院に行ったとき、お医者様がとても驚いていたんです。「病気がなくなった 」って。
〈イエトナ牧師（ヤウンデ中等学校のチャプレン）〉
医者は両親を呼び、彼女に何を飲ませたのかと尋ねました。しかし、両親は「何も」と言ったのです。
心臓の病気は消えていました！ そして、祈りだけが唯一の薬だったのです。
〈カムホ（ヤウンデ中等学校の学生）〉
イエトナ先生から、人生で最初に考えるべきなのは神様だと教わりました。そしてそれを聞いて以来、毎日祈りました。
カメルーンのアドベンチスト教会は、国の南部に集中しており、教会指導者たちは、北部の人々にも影響を及ぼしたいと考えています。現在、北部にはアドベンチストの学校がなく、学校が建てられれば大きな宣教の機会となるでしょう。
〈イエトナ牧師（ヤウンデ中等学校のチャプレン））
ノンアドベンチスト、またノンクリスチャンの人々が大勢住む北部の地域に学校を建てることは、とても大切です。何よりも伝道のために重要です。キリストについて聞いたことがない人々が住む地域に、福音をのべ伝えなければならないのですから。
すでに新しい校舎のための土地があります。設計図も、学校の完成予想図もあります。
今期の13回献金は、カメルーン教会が北部初の学校を建てるために用いられます。福音を聞いたことがない人々に伝道する機会となる、このプロジェクトのためにお祈りください。あなたのご支援を感謝いたします。
2023年4期アドベンチスト・ミッション
アドベンチストミッション