〈男性1-ナレーター〉
何年にもわたり、バングウェウル湖の人々は困難な状況に直面しています。このザンビアの広大な湖は、彼らの生活路であり、生命線です。しかし、湖を渡るには大きな危険が伴います。ボートで市場、病院、町に行きますが、安全なボートでなければ、その行き来は、命懸けなのです。
「宣教船がすべてを変える」というビジョンは、ある悲劇から生まれました。
バングウェウル湖の人々を揺るがす悲劇が起こりました。アドベンチストの一行が、近くの島々の教会を支援し、伝道するために湖を渡りました。ところが、彼らは悲劇に見舞われます。突然の波がボートを転覆させ、皆、水中に投げ出されたのです。救助された人たちもいましたが、子どもを含む14人の命が失われました。愛する人を失った人は悲しみに打ちひしがれました。
〈男性2-オーガスティン(サンフヤ中央教会長老)〉
3つの地域が、湖に頼って生活していますが、湖は多くの困難も、もたらしてきました。私たちは何度も事故や悲劇を経験し、多くの教会員を失いました。だからこそ、湖を安全に渡ることができる、船の支援を呼びかけているのです。
〈男性1-ナレーター〉
この日、アドベンチストの教会員たちは、湖で失った人たちを追悼するために集まりました。ある男性は、この悲劇で4人の子どもを失い、深く心を痛めていました。
墓へと行進する人たちは、おごそかに賛美歌を歌います。痛みはまだ癒えず、一歩一歩が失われた故人を思い起こさせます。しかし、悲しみの中にあっても、彼らはイエス様の再臨の希望、そして、いつの日か、愛する人たちと再会できるという約束にすがっています。
この事故は国中に衝撃を与え、「どうすれば湖を安全に渡ることができるのか?」という緊急の問題を提起しました。
アドベンチスト教会は、安全で、60名まで乗ることができる船を提供することを約束しました。船の働きは、移動手段だけではありません。
〈男性3-ヘンリー・シンヤングウェ−(ルアプア・ザンビア教区総務局長)〉
この船によって、多くの教会が建てられ、また教会のリーダーや教会員たちの行き来が可能になり、島々の教会成長が促進されることでしょう。
〈男性1-ナレーター〉
13回献金による皆様のご支援によって、この夢は現実となります。
〈男性4-ウォンダ(チルビ東部アドベンチスト教会 長老)〉
この計画に貢献してくださっている、世界中の教会の皆様に、感謝します。私たちは本当に世界中から助けられていると感じています。
〈男性5-テディ・カウンダ(ルアプラ・ザンビア支部総理)〉
届けられたささげ物は、宣教のため、また未開拓伝道地の働きの助けとなります。
〈男性1-ナレーター〉
献金を通して、安全な交通手段が提供されるだけではありません。命を救い、希望を伝え、バングウェウル湖の人々の悲劇を祝福に変える手助けをしているのです。
皆様のご支援を感謝します。
(ADVENTISTMISSION.ORG)
2025年3期アドベンチスト・ミッション
アドベンチストミッション