とても楽しいキャンプでした! ドルカスは聖書のお話を聞き、新しい歌や楽しい工作を習いました。聖句が書かれたカードを毎日もらいました。ある日、カードを見ていたドルカスは、何かを思いつきました。
キャンプから帰るとドルカスは、学校の友だちにあげるため、聖句のカードをコピーしてくれるよう、お父さんに頼みました。そして、休み時間に会おうと親友2人を誘いました。
「あげたいものがあるの。聖句カードよ。休み時間に一緒に覚えましょう」
2人はカードを受け取り、聖句を覚えるわ、と言いました。ところが翌朝、びっくりすることが起こりました。休み時間になると、親友2人だけではなく、10人の子どもたちがドルカスに会いに来たのです。みんなカードを欲しがり、聖句を覚えると言いました。
ドルカスは、こんなにたくさんの子どもたちが聖句を学びたがっていることに驚きました。カードがもっと必要です! 全員にカードを渡し、明日も練習しようと伝えました。
毎日新しい子ども達が休み時間にやってきて、聖句を覚え、新しいカードをもらっていきます。2週間後には、20人が聖句を覚えるようになりました。大人数です!
子どもたちの数を聞いたお母さんは、ドルカスの家で集まることを提案しました。水曜と金曜の夕方にみんなを招待すると20人全員が集まり、その20人がもっと友達を誘いました。
みんなで歌を歌い、聖書のお話を聞き、夏のキャンプで習った工作をしました。グループはどんどん大きくなっていきました。
やがて、家では狭くなってしまったので、外で集まるようになりました。
半年後には子ども達が約50人、そして何人かの親御さんが水曜日と金曜日に集まり、安息日の朝には100人近くが礼拝に来るようになりました。子どもの安息日学校プログラムはドルカスが計画し、礼拝のリードを両親が手伝ってくれました。
ある日、何人かがイエス様に心を捧げ、バプテスマを受けたがっていることがわかりました。なんと嬉しいニュースでしょう!
ドルカスが神様に従ったので、パプアニューギニアの彼女の村に新しい教会がたてられました。イエス様のみ心に従うなら、神様のために大きなことをすることができます。ドルカスのような子どもたちが、人々をイエス様に導くことができるようにお祈りください。
2022年4期アドベンチスト・ミッション