ヨーロッパは、アドベンチスト教会が最初に活動を始めた北米に続く宣教地です。1864年、この地を踏んだのは、非公式の宣教師、マイケル・チェコウスキーでした。彼は、イタリアに続いて、スイスで働き、1867年、北米以外の最初のアドベンチスト教会をトラムランに設立しました。1874年、最初の正式な宣教師、ジョン・アンドリュースが到着し、チェコウスキーの働きを継続しました。
今日、スイスは、中央ヨーロッパ支部に属しています。この支部は20カ国を含み、20万人弱のアドベンチストがいます。出版、学校、メディアセンター、病院などの機関がこの支部にあります
スイスのグランドでは、ラ・プラージュと呼ばれるサマーキャンプが、何年も行われ、スイスの若者の霊的な生活を向上するために役立っています。アルノーは、子どもの頃、キャンプに参加し、他者に奉仕するようになりました。
〈アルノー(アドベンチスト・ボランティア)〉
私はスイスを離れ、エジプトのナイル・ユニオン・アカデミーでボランティアをしました。英語を教え、幼稚園で子どもの世話をして1年間過ごしました。この1年が私の人生を変えたことは間違いありません。私は神学を学びたいと思って帰国しました。私は今、神学生です。以前なら考えもしなかったことです。
若いころにこのキャンプで受けたサポートと霊的な環境は、アルノーがエジプトでの奉仕を決心するきっかけとなりました。彼は、ここでの良い経験があったからこそ、ここに戻り、近年、夏の間、キャンプリーダーとして奉仕しています。
〈アルノー〉
この場所でのキャンプがきっかけで、他にもたくさんの活動や機会に導かれ、ボランティアに参加するようになりました。ここでの出会いや、素晴らしい経験が、働きを続ける原動力です。友人たちと一緒に、毎日を振り返るために作ったビデオを見ながら、よく冗談を言ったことを思い出します。何年経っても、このビデオを見ると笑顔になります。ここで出会った人たち、キャンプ、アクティビティが私のモチベーションを高めてくれました。
キャンプ場は設備の問題があります。寒い期間には配管が凍結し、キッチンやトイレが使えず、暖かい時期しか運営できません。また狭いキッチンも問題です。パントリー、より良いレイアウト、新しい電化製品などが必要です。これらの改善が行われれば、キャンプ場は年間を通して運営され、奉仕の新たな機会を生むでしょう。
〈アルノー〉
エジプトにいたとき、また帰国して気づいたことがあります。スイスは世界的に見て、ボランティアが少ないことです。この場所は、国内外で宣教するために、人々が自分の召命を見い出すことを助け、訓練するためのセンターになるはずです。この国の教会には、自分が何をしたいのか、よくわからない若者がたくさんいます。このようなセンターがあり、研修が行われ、牧師がいることは、若者が自分のやりたいことを理解する、良い機会となるのではないでしょうか。私がその良い例です。私は神学を学ぶとは思ってもいませんでした。私の目標は決まりました。ここは、キリストが求めておられる使命や目的を、若い人たちが知るための素晴らしい場所になるでしょう。
今期の13回献金の一部は、ラ・プラージュの改修に使われます。皆様の献金によって、より多くのプログラムが1年中実施され、より多くの年齢層に拡大されます。このプロジェクトのためにお祈りください。13回献金へのご支援を感謝いたします。
2023年2期アドベンチスト・ミッション
アドベンチストミッション