安息日学校部

天の力(チリ)

天の力(チリ)

マナ・ヘヌアという名前は「大地の力」という意味です。マナが「力」、ヘヌアは「大地」を意味します。彼はマナと呼ばれています。
12歳のマナは、チリ本土から遠く離れたイースター島に住んでいます。
マナは幼い頃、おばあちゃんと安息日に教会に行って、神様のことを学ぶようになりました。しかし教会に毎週行くわけではありません。寝ていたい時もあれば、家でゆっくりしたい時もあります。教会に行く時もあれば、家にいる時もあるのです。
そんなとき、ある宣教師家族がイースター島に引っ越してきました。その家族は、セブンスデー・アドベンチスト教会でパスファインダークラブを開き、マナを誘いました。
マナはパスファインダーに参加しようか迷いました。難しすぎて、失敗するかもしれないと心配したからです。
マナは宣教師たちからの誘いを、長い間考えていました。断ろうかと思いました。
しかし、そこで、マナは神様に祈ります。
ある安息日の朝、マナはおばあちゃんと教会へ行きませんでした。疲れていたので、家で休みたいと思ったのです。
午後にベッドでくつろいでいると、パスファインダーのことが頭をよぎりました。誘われたことを思い出して、また心配になりました。
マナは神様に自分の恐れを打ち明けました。
すると、声は聞こえませんでしたが、神様が心に語りかけているように感じました。神様は恐れることはない、もし失敗しても、また挑戦すれば良いと、言われました
たちまちマナの恐れは消え去りました。もう怖くありません。彼はパスファインダーになりました。
マナはパスファインダーであることが大好きでした。クラブ活動も好きでしたが、神様について学ぶことが大好きでした。
それから、おばあちゃんはイエス様を信じてバプテスマを受けました。おばあちゃんの妹も受けました。マナは二人が水に沈むのを見て、自分もバプテスマを受けたいと思いました。
マナはその願いを宣教師たちに話すと、彼らはとても喜んでくれました。そして、チリ本土で行われるパスファインダーキャンポリーで受けるよう提案してくれました。
マナのお母さんは、最初、賛成してくれませんでしたが、教会やパスファインダー活動でマナが幸せそうな様子を見て、賛成してくれました。
マナはキャンポリーでバプテスマを受け、イースター島でバプテスマを受けた初のパスファインダーとなりました。
マナのフルネームは「大地の力」という意味ですが、彼は、本当の力は天からのみ来ると、信じています。

マナはアドベンチスト・ボランティア・サービスの宣教師たちから招待されてパスファインダーに参加しました。今期の伝道計画の一つは、チリ・アドベンチスト大学にボランティア・サービスセンターを新設することです。ここでは学生が宣教師となるための訓練を受けます。この伝道計画への惜しみないご支援を感謝します。

(ADVENTISTMISSION.ORG)

2025年4期アドベンチスト・ミッション
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