安息日学校部

マドリードにおける開拓伝道

マドリードにおける開拓伝道

開拓伝道は人々に、質問や疑問、意見を分かち合うための場所を提供します。彼らの話や経験に耳を傾け、尊敬や思いやりを示すことによって信頼や友情を築き、キリストの愛をあらわすのです。
ジョナサンは、スペインのマドリード、セロで始まった開拓伝道の牧師で、グローバル・ミッションセンターの副部長でもあります。このセンターの目標は、世俗的でポストモダンな人々をよく理解し、彼らが神様との真の体験を得られるよう手助けすることです。伝統的な既存の教会になじめない人も、友好的で信頼でき、多様性に富んだ新しいコミュニティには心を開くことが多いことがわかりました。

〈ジョナサン・コンテロ(セロ教会牧師)〉
今日、スペインは非常に世俗化されており、ヨーロッパで最も世俗主義的な国です。国民の60パーセントは神を信じていないか、宗教上の教えを実践していません。

シルビアと神様との関係は、かつて浮き沈みがありました。彼女は、幼いころ通っていたクリスチャン・スクールの影響で、神様を厳格な方だと考えていました。しかし、それ以上の方であるのではないかと思い始めました。

〈シルビア〉
ある日、ネットで検索していると、偶然、セロを見つけました。
一人で行ってみましたが、とても居心地よく感じました。交わりを楽しみ、神様を違った角度から見始め、もう一度心を開いて神様を私の人生にお招きしたいと思いました。「神様を信じない」から「これは偶然ではない」と考えるようになりました。イエス様に再び心の扉をノックされ、神様を見る目が変わりました。偏見を持たず、神様を再び見出し、神様をもっと知りたいと思ったのです。セロには感謝しています。

〈ジョナサン・コンテロ(セロ教会牧師)〉
私たちと交流を深めた彼女は着実に成長し、2年後にバプテスマを受けました。

〈シルビア〉
セロでは愛されていると感じます。本当に素晴らしいことです。以前は神様から裁かれていると感じていましたが、今は神様の愛しか感じません。

シルビアは、セロによって人生が変わった一人です。教会は成長し続け、より多くの人を受け入れ、社会的な問題を解決するために奉仕する新たな場所を作っています。

〈ジョナサン・コンテロ(セロ教会牧師)〉
私たちは、安息日だけ扉を開くつもりはありません。人々のメンタルヘルスの助けとなる都市伝道センターを作りたいと願っています。ビーガンやベジタリアンの食事を提供するカフェを開き、収益はメンタルヘルスのセラピーを受ける余裕のない人々のサポートに充てる予定です。ヨーロッパ、特にスペインではコロナ以降、自殺者数が3倍に増えました。

思いやりと優しさを持って奉仕するセロのメンバーのためにお祈りください。セロのような開拓伝道について更に知りたい方は、ウェブサイトをご覧ください。グローバル・ミッションへのお祈りとご支援を感謝いたします。

2024年1期アドベンチスト・ミッション
アドベンチストミッション