バンガロールは、インドのハイテク産業の中心地であることから「インドのシリコンバレー」と呼ばれることがあります。そこには、多国籍の大企業が本社を構え、一流のエンジニアリングや研究機関が集まっています。
このような場所に教会を立てるのは困難ですが、新しい信徒のグループがアドベンチストの学校内で立ち上がりました。
〈チャンドラン・プラケサン(バンガロール、カンナダ中央教会の長老)〉
私が若かった頃は、学校の教室で礼拝をしていました。それから数年後、実験室で礼拝するようになりました。
カンナダ中央教会は、1971年に30人のメンバーで始まりました。毎年信徒が増え続け、もっと広い場所が必要になりました。
〈デニス・スンダラム(バンガロール、カンナダ中央教会牧師)〉
この教会には、一日に200人以上、正確には257人の人々が訪れます。教会の後方を見てください。教会が一杯であることがわかるでしょう。
教会員たちは更に大きな礼拝場所を求め、祈りました。そして様々な伝道活動を行うために、学校のキャンパス内に教会施設が建てられたのです。この都市に住む800万人のほぼ半数、そしてこの教会に通うほとんどの人々は、インドで3番目に古いカンナダ語を話します。
この教会には、地域と積極的に関わる青年グループがあります。
〈デニス・スンダラム(バンガロール、カンナダ中央教会牧師)〉
ここの青年達を教会内に留めておくのは大変です。アウトリーチが大好きだからです。
〈パヴァン・クマール(バンガロール、カンナダ中央教会の青年会長)〉
学んだことを実践するのです。出て行って、福音を伝えましょう。だから、私たちは出て行って、人々のもとを訪れ、人々と一緒に過ごします。ユニークな伝道方法ですが、人々は共に活動することを喜び、自分たちを気にかけてくれる人がいることを知り、私たちを通して、キリストとつながるのです。
青年の多くは、医療分野やハイテク企業で働く若い専門家ですが、最も貴重な資源である時間を、惜しまず伝道のために用いています。グローバル・ユースデーには、1日のプログラムを3週間に延長し、トラクトを配布し、クリスチャンがいない地域や遠くの村の人々を訪問しました。
学校施設を併用していたカンナダ中央教会は、教会として独立した建物を必要としていました。2020年の13回献金のおかげで良い場所を手にいれることができ、その計画は前進しています。
〈デニス・スンダラム(バンガロール、カンナダ中央教会の牧師)〉
バンガロールで一番大きなカンナダ教会ですが、今まで自分たちの建物がありませんでした。主が道を開かれ、ここから少し離れた場所に、新しい教会を建てています。
〈ジョゼフ・マハデブ(バンガロール教区長)〉
広さおよそ400平方メートルの土地に、3階建ての建物を立てています。1階は駐車場、2階と3階は礼拝堂です。収容人数が400人から450人の教会です。
小さな実験室で始まったこの教会は、ついに自分たちの教会堂を持てるまでになったのです。立地も良いため、今後さらに多くの人々、特に中産階級や富裕層の人々に伝道する機会が増えるでしょう。
カンナダ中央教会のためにお祈りください。世界中で行われている、13回献金のプロジェクトへのご支援を感謝いたします。
2024年1期アドベンチスト・ミッション
アドベンチストミッション