安息日学校部

まずお祈りしよう

まずお祈りしよう

2022年3期アドベンチスト・ミッション

朝ごはんの時、セバスチャンは両親に言いました。
「お祈りしよう」

2人は顔を見合わせました。神様は信じていても、食事の前にお祈りしたことはありません。

「神様に感謝しようよ」とセバスチャン。

3人は頭を下げ、目を閉じると、お母さんが神様に朝食を感謝しました。

朝食後、セバスチャンはボリビアのクリサにあるセブンスデー・アドベンチスト学校へ行きました。セバスチャンはこの学校でアルファベットや数字、祈ること、神様にすべてを感謝することを学んでいました。

夕食の時、セバスチャンはまた両親に言いました。「お祈りして、神様に感謝しよう」。

家族は頭を下げ、目を閉じると、神様に夕食を感謝しました。

やがて、家族は食事のたびに祈るようになり、すべてのことを感謝するようになりました。両親は、息子が神様に祝福された特別な子だと感じ、とても嬉しく思いました。

セバスチャンは6歳の時、安息日に教会に連れて行って欲しいとお母さんに頼みました。両親は土曜日に教会に行くことに反対しました。しかし、安息日学校のことを聞いていたセバスチャンはお願いし続け、やがてお母さんはセバスチャンを教会に連れて行ってくれました。しかし、お母さんは、礼拝が終わるまで教会の外で待っていました。

セバスチャンは教会に行くことが出来たことを喜び、両親にも教会に来て欲しいとお願いし続けました。すると、お母さんは教会に来るようになりました。しかしお父さんは来ませんでした。

セバスチャンは、お父さんも教会に来てくれるようにお祈りしました。お母さんも一緒に祈り始めました。

妹のサマンタが生まれた時のことです。ついにお父さんは、サマンタとセバスチャンの献児式のために、教会に来てくれました。

セバスチャンが8歳の時、お母さんはバプテスマを受け、1年後に、セバスチャンもバプテスマを受けました。セバスチャンは、お父さんが教会の活動、特に、パスファインダークラブに参加して、神様を知って欲しいと祈り続けました。

祈りは答えられました。セバスチャンが10歳の時、お父さんはバプテスマを受けたのです。

セバスチャン
まずお祈りしよう

現在セバスチャンは幸せな12歳の少年です。家族は毎日、すべてを、特に人生を変えるために神様が用いられたセバスチャンを、神様に感謝しています。

今期の13回献金は、ボリビアに4つの教会を建てるために用いられます。セバスチャンと家族のように、より多くの人々が教会に行き、イエス様に出会うためです。伝道へのご支援を感謝いたします。