安息日学校部

第4課 聴覚しょうがい者用 松下 晃大

2024年第2期「大争闘

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第4課  真理のために立つ   松下晃大

 

◯暗唱聖句

「そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。」ヨハネ3:14,15

 

1.安息日午後

私たちセブンスデー・アドベンチストは、聖書を大切にし、神様に※1忠実に従う教会です。キリスト教の歴史を見ると、※1忠実だったために※2迫害された人たちがたくさんいました。

暗唱聖句のヨハネ3:14,15は、十字架にかかるイエス様を信じる大切さを教えています。イエス様を見上げることで、永遠の命を得るのです。それ以外に永遠の命を得る方法はありません。

※1忠実:神様に心の全てを捧げること

※2迫害:体も心も苦しめていじめること

 

2.日曜日:迫害されても勝利する

「彼はいと高き方に敵対して語り、いと高き方の聖者らを悩ます。彼は時と法を変えようとたくらむ。聖者らは彼の手に渡され、一時期、二時期、半時期がたつ。」ダニエル7:25

聖書には霊的暗黒時代の時期が書いてあります。霊的暗黒時代とは、サタンが働きを強め、神様に※1忠実な民が※2迫害された時代のことです。

「一時期、二時期、半時期」は全部あわせると三時期半です。一時期は1年のことですので、3年半という期間になります。これを日数にすると1260日になります(1年は360日)。

聖書の※3預言の箇所では、1日を1年と置き換えて考えることができます。つまり、1260年という長い期間になります。この期間をキリスト教の歴史に当てはめると、ぴったり西暦538年〜1798年に当てはまります。この長い期間、ローマ教皇が神様に代わって人々を導きました。神様に忠実な民は迫害されたのです。しかし、忠実な民たちは信仰をつないでいき、信仰が無くなることはありませんでした。

※3預言:神様が人を通して伝える意思

 

3.月曜日:光は闇を打ち負かす

「あなたがたに手紙を書いて、聖なる者たちに一度伝えられた信仰のために戦うことを、勧めなければならないと思ったからです。」ユダ3

ユダの手紙は、※1忠実なクリスチャンに向けて書かれた手紙です。聖書とは違う教えが広まる中、信仰のために戦い※1忠実に歩むようにと教えています。

 

4.火曜日:立ち向かう勇気

人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。」使徒言行録5:29

ガイドにワルド派という人たちの紹介があります。ワルド派は霊的暗黒時代において、神様に※1忠実に歩んだ人たちです。彼らは自分たちで聖書を※4翻訳して大切に使いました。人の教えではなく、神様の教えに従う歩みを続けた人たちでした。

※4翻訳:自分の言語に変えること

 

5. 水曜日:宗教改革の明星

「主の命令はまっすぐで、心に喜びを与え、主の戒めは清らかで、目に光を与える。」詩篇19:9

ワルド派の人たちももちろん、神様に※1忠実な民は、聖書の言葉を喜びました。聖書を学ぶときに心に喜びがあったのです。そして喜んで聖書の教えを守りました。

 

6.木曜日:希望によって励まされる

「はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている。」ヨハネ5:24

※2迫害されても神様に※1忠実だった民(人々)はたくさんいました。彼らは聖書に書かれている約束を信じ、イエス様を見上げたのです。永遠の命という希望によって励まされたのです。

7.金曜日:さらなる研究

エレンホワイトの『各時代の大争闘』第4章、第5章、第6章をぜひお読みください。イエス様を信じていたために迫害された人たちの記録がのっています。彼らはひどい扱い(※2迫害)を受けてもなお、イエス様を信じ、聖書に※1忠実でした。

 

話し合いのための質問

・みなさんの住んでいる地域において、聖書の教えと違う考え方や習慣はありますか? もし聖書の教えと違うことをしなければならなくなったら、あなたはどうしますか?

・キリスト教の歴史の中で、迫害されても神様に※1忠実だった人たちについて考えてみましょう。彼らはなぜ※1忠実だったのでしょうか。私たちは彼らのどのような所をお手本にすることができますか?