安息日学校部

第3課 聴覚しょうがい者用 佐藤 由歩

2024年第2期「大争闘

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第3課  光は暗闇の中で輝く   佐藤由歩

 

1.安息日午後

サタンは、イエス様に従う人々を滅ぼすために、聖書の真理をこの世の教えと混ぜて人々に伝えることに専念してきました。イエス様は、「光は、いましばらく、あなたがたの間にある。暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。」(ヨハネ12章35節 新共同訳と言われました。「光」とはイエス様ご自身のことです。間もなくイエス様は十字架にかかられましたが、イエス様の語られたみ言葉をしっかりと心に留めることによって、暗闇(真っ暗な世界)というサタンの支配から逃れることができるのです。

 

2.日曜日:妥協―サタンの巧妙な戦略

「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」(ヨハネ14章6節 新共同訳

ここでの「わたし」とはイエス様ご自身のことです。英語の聖書では、道、真理、命にそれぞれ”The”という言葉がついており、「わたしこそ唯一(ただ1つ)の」と訳すことができます。つまり、イエス様だけが全ての源であり、天国に入るまで決して私たちから離れることのない案内人を表しているのです。

 

3.月曜日:残忍な狼ども

「また、あなたがた自身の中からも、邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者が現れます。」(使徒言行録20章30節 新共同訳)

パウロは「あなたがた自身の中から」と言っていますが、これは聖書の教えに基づかない誤った教えが教会の中に入り込み、人々に混乱をもたらすことを警告しています。それはキリスト教会に加わろうとする人々を受け入れやすくするための策略(考え)ですが、聖書の教えではありません。

 

4.火曜日:御言葉によって守られる

彼らのために、わたしは自分自身をささげます。彼らも、真理によってささげられた者となるためです。」(ヨハネ17章19節 新共同訳)

イエス様は、私たちの罪を赦すために十字架でご自身の命を捧げられました。「彼らも、真理によってささげられた者となるため」とあるように、イエス様によって救われた私たちもイエス様に自身を捧げる必要があります。それは日々、イエス様を愛し、聖書のみ言葉に従うということです。

 

5.水曜日:聖書から離れた人間の論理的思考

「人が見て自分で正しいとする道があり、その終りはついに死にいたる道となるものがある。」(箴言16章25節 口語訳)

サタンによる効果的な惑わしの一つは、人が聖霊の助けを求めず、この世の知恵をもって聖書のみ言葉を理解できると信じ込ませることです。現代はいろいろな情報がすぐに手に入るため、何が本当の答えなのかが分からなくなることがあります。しかし、「わたしこそ道である」(ヨハネ14章6節 新共同訳とおっしゃるイエス様のみ言葉に従うことが唯一(ただ1つ)の答えなのです。

 

6.木曜日:心をめぐる戦い

「この世の神が、信じようとはしないこの人々の心の目をくらまし、神の似姿であるキリストの栄光に関する福音の光が見えないようにしたのです。」(第二コリント44節 新共同訳)

今日、この世の神と自分で言うサタンは人々の心が正しく判断できないようにするために働いています。それは人々を聖書の真理(本当のこと)から遠ざけ、この世に溢れる教えを正しいと思わせるためです。ですから、真理(本当のこと)を知ったらすぐにイエス様を信じることが大切です。なぜなら、イエス様の十字架による死と復活こそ何ものにも勝る唯一(ただ1つ)の福音だからです。

 

7.金曜日:さらなる研究

サタンは、イエス様こそ聖書の中心人物であり、私たちを苦しめ続けた悪の勝利者(悪に勝った者のこと)であることを知っていたため、いろいろな方法でイエス様から私たちを遠ざけようとします。今週は、サタンが人々の心に働きかけ、聖書の真理(本当のこと)がこの世の科学や論理、文化や価値観に変えられることの危険性について学びました。これらは暗闇(真っ暗な世界=サタンの世界)となって私たちに近づいてきます。しかし、「光(イエス様)はあなたがたと一緒にここにある」(ヨハネ1235節 口語訳)とイエス様は約束なさいました。たとえ私たちが暗闇に包まれる(真っ暗な世界=サタンの世界にいる)ことがあっても、イエス様は真理(どのように生きるかを見せる模範的なこと)となって私たちのために輝き続けておられます。これこそが、私たちをサタンの策略(考え)から心身を守る聖書の真理なのです。

 

★振り返りの質問★

1、神の言葉を誤って解釈しないための最大の予防策はなんでしょうか?(金曜の話し合いのための質問❷より)