安息日学校部

第3課 聴覚しょうがい者用 佐藤 由歩

2025年第2期「聖書の預言の学び方
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第3課  結婚の比喩(4月19日)佐藤 由歩

1.安息日午後
結婚とは、愛し合う男女がどんな時もお互いを支えながら共に生きていくことを、公にすることです。しかし、聖書が教える結婚の意味は、それだけではありません。結婚は、神様が私たちをどれほど深く愛しておられるかを示す、大切な教えでもあります。今週、私たちは聖書の示す良い結婚と悪い結婚について学びます。

2.日曜日:一体
創世記2章24節を読んでみましょう。「こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。」
まず、結婚とは神様が私たちにお与えになった制度(決まり事)であるということを覚えておくことが大切です。「一体となる」とは、夫婦が神様と深く結びついた存在となることを意味しています。良い結婚とは、私たちを造られた神様の愛を土台としつつ、神様との深い関係を夫婦で築くことです。

3.月曜日:美しい花嫁
エゼキエル書16章は、エルサレムを一人の女性にたとえ、神様とイスラエルの人々との関係を描いています。イスラエルの人々は、神様が愛をもって彼ら(イスラエルの人々)を育てたにも拘わらず、イスラエルの人々は神様から頂いた恵みを自分で手に入れたものと思ってしまったのです。悪い結婚とは、神様の恵みを心に留めず、目に見えるもの(お金や洋服、家など)を神様よりも大切にすることです。私たちも、自分たちの持っているものすべてが神様から与えられたものであることを理解する必要があります。

4.火曜日:ホセアの淫らな妻
ホセア書は、夫を表す神様と妻を表すイスラエルの人々の関係を夫婦にたとえた預言書です。ホセア書3章1節を読んでみましょう。「行け、夫に愛されていながら姦淫する女を愛せよ。イスラエルの人々が他の神々に顔を向け、その干しぶどうの菓子を愛しても、主がなお彼らを愛されるように。」
神様はイスラエルの人々を深く愛されましたが、イスラエルの人々は姦淫を続けました。姦淫とは偶像礼拝(人が造った神様やこの世のものを愛すること)を意味しています。悪い結婚とは神様と結婚相手を愛さないことです。

5.水曜日:イサクとリベカ
創世記24章3節を読んでみましょう。「天の神、地の神である主にかけて誓いなさい。あなたはわたしの息子の嫁をわたしが今住んでいるカナンの娘から取るのではなく、わたしの一族のいる故郷へ行って、嫁を息子イサクのために連れて来るように。」
アブラハムは、カナンの人々が偶像礼拝(人が造った神様やこの世のものを愛すること)を行なっていたため、イサクのためにアブラハムの故郷であるカルデア出身の女性を迎えたいと思っていました。女性の名前はリベカです。良い結婚とは、夫婦が共に創造主である神様を信じ、愛することです。

6.木曜日:淫婦は裁かれる
黙示録21章1節から4節を読んでください。黙示録21章1節から4節は、イエス様の再臨によって悲しみや死が全く存在しない天国が、私たちに与えられることを約束しています。同時に、健全な結婚についても学ぶことができます。それは、イエス様が私たちと共に歩まれているように、どんな時も夫婦で共に歩むこと。そしてイエス様が私たちの涙をぬぐわれるように、夫婦で互いの痛みを分かち合うことです。結婚生活を送る中で、私たちはさまざまな苦しみや悲しみと向き合うことになります。しかし、夫婦が互いに支え合うことで、神様の愛を周囲に表すことができるのです。

7.金曜日:さらなる研究
今週、私たちは聖書の示す良い結婚と悪い結婚について学んできました。良い結婚とは、どんな時も助け合い、日々、夫婦で神様の愛を学び、神様との関係を深めることです。一方の悪い結婚とは、夫婦が好き勝手に生活し、神様を愛さないことです。神様は、私たちがどんなに神様から離れようとも、私たちのことをずっと愛してくださっています。結婚は、神様が私たちをどれほど深く愛しておられるかを示す、大切な教えです。

 ★振り返りの質問★
1、もう一度、エゼキエル書16章9節から13節を読んでください。神様は今週、どのように私たちを美しく着飾って(生活に必要なものをお与えになること)くださいましたか?
2、神様への愛を強めるために、私たちは毎日、どんな選択ができますか? また、どんな選択をすべきですか? 一方、どんな選択が私たちの愛を失わせますか?(水曜日の話し合いの質問より)