2020年第3期「神のためにたくさんの友人をつくる-喜びを他の人に伝える」
第13課 信仰による一歩 松枝重則
- 今週のポイント
- 安息日午後 今週のテーマ
- 犠牲・危険・喜び
- 犠牲:イエスは全人類の為に、神と等しい存在であることを犠牲にして、神でありつつ、制限のある人間になられました。
- 危険:一度も離れ離れになったことがない父なる神と永遠に離れ離れになるかもしれない危険を犯して神の座を離れ、十字架につかれました。
- 喜び:イエスが犠牲と危険の道を歩まれたからこそ、私たちには喜びが待っています。
- 適用:イエスの模範に従うならば自己犠牲の愛が常に求められますが、その先には、はるかに大きな喜びが待っています。
- 犠牲・危険・喜び
- 日曜日 自己犠牲の愛
- なぜイエスは父なる神と同等の「神」であることを諦めて人となられたのか?
- 仕える僕となって十字架で犠牲となることで人類を救うためです。
- 適用:私たちも「イエスの思い=自己犠牲の愛」を頂き、イエスが愛されたように愛し、仕えられたように仕え、奉仕されたように奉仕した時、必ずそこには犠牲が伴いますが、永遠のみ国に比べたら、いかなる犠牲をも些細なものと感じられます。
- なぜイエスは父なる神と同等の「神」であることを諦めて人となられたのか?
- 月曜日 献身の召し
- 弟子たちがイエスに召された時、自分は特別な働きに召されたと感じたはずです。
- 適用:私たちも、神の愛を伝え、真理をあかしし、魂を救うという特別な召しを受けているのです。
- 火曜日 パウロー神に選ばれた器
- 悪霊に取りつかれた人、サマリアの女、遊女、徴税人、教育の乏しいガリラヤの漁師、キリスト教の猛烈な迫害者は、なぜ神に用いられて沢山の魂をイエスに導くことができたのでしょうか。
- それは彼らがイエスと出会う体験をし、悔い改めて主の働きに献身したからです。
- 適用:私たちも主の働きに献身したいと願えば、救われるべき魂の救いのために必ず用いられます。
- 悪霊に取りつかれた人、サマリアの女、遊女、徴税人、教育の乏しいガリラヤの漁師、キリスト教の猛烈な迫害者は、なぜ神に用いられて沢山の魂をイエスに導くことができたのでしょうか。
- 水曜日 愛の要求
- 三度イエスを知らないと言ったペトロは、三度「わたしを愛するか?」というイエスの質問により再献身させられ、「わたしの子羊を飼いなさい」と愛の応答が要求されました。
- 適用:私たちがバプテスマを受けた後に主を裏切るようなことがあったとしても、神の側から関係が断ち切られることはありません。ペトロのように悔い改めたなら神の働きの中で必ずふたたび活躍の場が与えられるのです。
- 木曜日 愛の誓い
- ペトロの再献身は多くの魂の救いに繋がりましたが、その特権には究極の犠牲という代償が伴いました。ペトロはそれでもイエスに従いました。それはどんな犠牲も大きすぎることはないと分かっていたからです。
- 適用:私たちも魂の救いのために働く時、必ず何かしらの自己犠牲が伴います。そのような時に、愛を行動に移し、意図を献身に変えるなら、何かしらの犠牲が伴うとしても、同時に必ず永遠の喜びも与えられます。たとえ究極の自己犠牲を伴うとしても、永遠の喜びに比べれば、一時的な自己犠牲は取るに足りません。
- 「主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった。それによって、わたしたちは愛ということを知った。それゆえに、わたしたちもまた、兄弟のためにいのちを捨てるべきである。」1ヨハネ3:16
- 用語解説
- 唱道者(しょうどうしゃ):ある思想や主張を人に先立って唱える人。
- 安息日午後 今週のテーマ
- ディスカッションのためのテーマ
- 金曜日のエレン・G・ホワイトの引用文を読んで、今行っている教会で自分はどのように用いられることができるか、どのような育成が必要か、お互いの才能と必要な育成について話し合ってください。
- 「救いの喜びを伝えると言われても、なんて言えば良いか分からない」、「断られるのが怖い」、「恥ずかしい」など、あかしすることを妨げる色々な理由がありますが、その中で私たちが神様を伝える妨げになる一番の思いは何でしょうか。自分の信仰をあかしする活発な教会員が少ない理由をクラスで話し合ってください。
- 今期の学びで一番印象に残っていることをクラスでシェアしてください。
補足・コメント
「キリストの忠実さについてわれわれが告白することは、キリストを世にあらわすために天のえらばれた方法である。われわれは、昔の聖人たちを通して知らされた神の恩恵を告白すべきであるが、しかし最も効果があるのは、われわれ自身の経験によるあかしである。神の力の働きを自分自身のうちにあらわす時、われわれは、神の証人である。各個人はそれぞれ他人とちがった人生を持っており、また本質的に他人とちがった経験を持っている。神は、われわれの賛美が、それぞれ特有の個性を帯びてみもとにのぼることをお望みになる。このようなとうとい告白によって神の恵みの栄光を賛美することは、それがクリスチャン生活によって裏づけられる時、抵抗することのできない力をもって魂の救いのために働くのである。」各時代の希望中巻75項