安息日学校部

第3課 青年用:朴 昌

2021年第3期「キリストにある休み」

PDFダウンロード

第3課  不満の根  朴 昌

  • 今週のポイント
    1. 今週は真の休みを経験できないようにする根本的な問題について学びます。
    2. 葛藤や分裂が好きな人はほとんどいません。私たちは調和と平和を望みます。福音は平和と調和を約束します。ところがイエス様は、「わたしが来たのは・・・平和ではなく、剣をもたらすために来た・・・わたしよりも・・・(世を)愛する者は・・・わたしにふさわしくない」という不思議なことを話します(マタイ10:34~37)。平和の君であるイエス様のこの言葉は理解しがたいかもしれませんが、世を愛する人々に与えられる御言葉です。それは世のどの関係より、神様との関係を人生の最優先にし、朽ちることのない永遠の命を選ぶように教えてくださることです。
    3. 聖書は、自分の必要と野心のみに目を向けることではなく、無私や謙遜や愛が神の国の原則であると話します。イエス様はたとえ話を通して人間の利己心を指摘し、謙遜と愛が支配する神の国を求め、従って生きるように教えられます(ルカ12:13~21)。
    4. 弟子たちは、十字架を目の前にしたイエス様の最後の時までも、「誰が偉いのか」と争いました。彼らは救いの本質を考えることなく、野心に覆われました。しかし、イエス様はその弱い弟子たちを諦めることなく、彼らを愛し、導いてくださいました。
    5. イエス様は、公の場では聖なることを求めるような仕草をする宗教指導者の偽善を指摘なさいました。それは私たちに対する御声でもあるかもしれません。しかし、そのイエス様の御声は愛が含まれた涙の訴えでした。「イエスは、・・・激しい譴責のことばを出される時には、その声に涙があった」(『各時代の希望』中、85ページ)。
    6. 真の休みは、いつもイエス様を求めることから始まります。そのイエス様はさまよっている私たちに進むべき道を示し、導いてくださいます。「心を騒がせるな」という御言葉は、私たちが様々な状況において落胆する時に、真の休みを与えるために導いてくださるイエス様の招きです。真の休みを経験できないようにするすべてのことから解放され、希望の中で生きることができる唯一の方法は、道であり、真理であり、命であるイエス様を求め、従うことです。