安息日学校部

東京で答えられた祈り

東京で答えられた祈り

真の友は、良い時も悪い時も、そばにいてくれる人である、と言われます。

秋保輝美さんは、田沼かおるさんと50年来の親友です。二人が初めて会ったのは小学校で、それからずっと親友です。輝美さんは、3年ほど前からご主人と一緒に「MUT・東京開拓伝道」のボランティアとして奉仕しています。

かおるさんは、娘の里織(さおり)さんがイエス様を受け入れ、バプテスマを受けることをずっと願っていましたが、里織さんは関心がないようでした。

コロナ禍の2021年の末、かおるさんはくも膜下出血で倒れ、入院することになりました。

〈剛司さん(里織さんの父親)〉
あのとき医師から言われたのは、一命は取り留めました、と。ただし意識を取り戻す可能性は非常に低いでしょう、ということを言われました。ただその現実を受け止めることは、私にとって、なかなか難しかったですね。
(一応訳してありますが、インタビューは日本語の音声を使いますね?)

〈輝美さん(MUT〈Mission Unusual Tokyo〉ボランティア)〉
そのときはもうすごく動揺して、ショックで、本当に泣きました。そしてみんなに祈ってもらいました。かおるさんは意識が戻らないと聞いていたので、本当にどうなるかと思いましたけれども、皆さんに祈っていただいいたお陰で目を覚ますことができました。本当に神様に感謝しました。

里織さんは、輝美さんや友人たちと一緒に祈るようになりました。そして、母親に起きた奇跡を目の当たりにします。彼女は、神様の存在を意識し、聖書を求め、読み始めました。

聖書を読みながら、母がバプテスマを受けて欲しいと願っていたことを思い出し、教会を探し始めました。しかし、コロナ禍のため、大きな教会は集会を行っていませんでした。

しかし幸いにも、集会を続けているアドベンチスト教会が見つかりました。

〈里織さん(かおるさんの娘)〉
教会員の皆様と牧師さんに連絡して、私の誕生日の3月17日にバプテスマを受けたいと言いました

里織さんの変化に喜んだ輝美さんは、東京開拓伝道に携わる人たちを紹介しました。2021年11月以降、里織さんは船橋教会に通いながら、開拓伝道のボランティアの人たちと強い絆を育んでいます。

〈知寿さん(MUTボランティア)〉
毎週金曜日、里織さんとはリモートで小グループをして、共に分かち合い、祈ることによって、お互いに霊的に成長しています。彼女の成長は、本当に私の励ましになりました。

横浜の教団敷地内の職員住宅に住む知寿さんは、里織さんのメンターとなり、全人的なサポートを、個人的に行っています。3人の女性が一緒にNEWSTARTを楽しむうちに、小さな弟子のグループが自然と造られました。

〈アイビーさん(MUTボランティア)〉
8つのパートをすべて体験するために、一緒に歩いて健康的な食事をし、皆でいっぱい水を飲んで、証をし、祈り、私たちのアパートで神様を礼拝していました。

〈里織さん(かおるさんの娘)〉
私はアドベンチストの方たちと出会って、本当にこの方たちのようになりたいと思いました。この出会いは本当に幸せで神様からのプレゼントだと思っています。バプテスマを受けたいという気持ちが本当に強くなりました。

愛は最も困難なものを打ち砕くことができます。人々の心も、日本の東京のような、鉄とコンクリートの大都市をも打ち砕きます。この大都市の人々に伝道するため、日本のアドベンチスト教会は、世界総会と北アジア太平洋支部と協力し、包括的な開拓伝道と弟子作りの働きであるMUT、東京開拓伝道を立ち上げました。

東京は世界でも有数の大都市であり、都市伝道とグローバル伝道の焦点となっています。すでに開拓伝道チームが来日し、日本語を学び、日本人に効果的にイエス様を伝える方法を研究しています。東京開拓伝道は「グローバル・ミッション・パイオニア」、都市感化センター、「グローバル・ミッション・センター」、ボランティア、自給伝道者を巻き込み、イエス様を伝えるために共に働いています。

東京開拓伝道を通してバプテスマを受けた里織さんのためにお祈りください。そして、伝道者、「グローバル・ミッション・パイオニア」、ボランティアのためにお祈りください。神様は、この大都市に大きな計画を持っておられます。

2023年2期アドベンチスト・ミッション
アドベンチストミッション