文書伝道部

勇気を与えてください

勇気を与えてください

I・N(大阪センター教会)

僕は3人兄弟で、兄と姉がいます。そして、この2人も以前ユースラッシュに参加していて2人ともとっても良いから和も参加したら良いよ。と言っていました。コロナで3年ほどユースラッシュがなく、今年再開したと知り、高校生のうちに参加できるのは今年しかないので、ぜひ参加したいと思い、参加しました。
ユースラッシュが始まってから、正直苦しいと思うことが多かったです。 トレーニング中、実際に訪問した時に、怖い人が出てきたらどうしようと想像して怖くなり不安を感じていたからです。悪い想像が膨らむと、できることなら訪問に行きたくないなと思いました。なので、訪問初日の前の夜に神様にどうか「勇気を与えてください。」とお祈りしました。実際には、私は想像していたような怖い人に会うことはありませんでした。
初日、最初のお宅に向かいインターホンを押す時、とても手が震えていたのを覚えています。僕は、伝道というのは、こんなにも勇気がいることなのだな。と心から思いました。
2日目に僕はあるおばあさんと出会いました。 そのおばあさんは、僕が1人で少し奥まった所にある家に向かっていた時、
「そこには誰も住んでないよ」と声をかけてくださいました。そして、「こっちに休憩所があるから休みな」と、案内してくれました。
僕はこの時、神様がチャンスを与えてくださったと思い、おばあさんに本を紹介しました。すると、本は目が悪くて読まないと言った後、自分の話をし始めました。
夫の体調が悪くなったので、去年店を閉めてしまったことや、色んな人の命を救ったこと、商店会に貢献していることなど色々な話をしてくれました。
そして、結局は本を届けることはできませんでした。僕は「ありがとうございました」とお別れして次の家に行こうと思った時、後ろからおばあさんがやってきて、そこでちょっと待っていてと言われ、
差し入れのアメと1000円をくださいました。「本はいらないから、これあげる。頑張ってね。」と言って帰ってしまいました。
この時、僕は、このおばあさんに、心から神様のことを知って欲しいなと思いました。
正直この時まで、僕は本を売ることを中心として考えていました。けど、このおばあさんと出会った時、初めて、「伝道」がしたいと思えました。そしてこの活動の中心が伝道であるということに気づけた気がしました。