文書伝道部

やる気が出ない日を乗り越えて得たもの

やる気が出ない日を乗り越えて得たもの

K・N(広島三育学院教会)

私は今回、初めてのユースラッシュでした。そのため、最初の4日間ぐらいは全てが新鮮でドキドキワクワクな日を送ることができていました。
しかし、中盤に差し掛かった今週の月曜日に起こったことを話したいと思います。
私はその日、朝からやる気が出ませんでした。
マイナスな気持ちのまま伝道してはいけないと頭では分かっていたものの、どうしても今日は伝道したくないなと思いながら、その日訪問する場所まで来ました。
その日はとても暑く、午前中も午後も出会った人にあまり本を受け取ってもらえませんでした。そのため、余計に私の気持ちは沈んでしまい、インターホンを押すのも怖くなっていきました。「なんで自分は今こんなことをしているんだろう」と、分からなくなってしまったのです。
「神様助けてください。私はもう無理です」と、私は涙ながらに心の中で叫び何件か訪問をしました。すると神様は、あるおじいさんと出会わせてくださいました。
その方と話してる中で、「健康の秘訣はね、悩まないこと。悩んでもなんか解決する?過去のことを振り返るんじゃなくて、前を見るんだよ」と言っていました。私にとってその言葉はとても心に刺さりました。
聖書には、「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神があなたがたのことを心にかけてくださるからです」と書いてあります。
神様はこのお爺さんと出会わせてくれて、「悩むな、私が共にいる。だからそのままのあなたで行け」と教えてくれていることを思い出すことができました。
断られたことを考えるのではなく、断られてもその家のためにお祈りすること、そしてこれから出会う人達のためにお祈りすることを大切にしていこうと思えた出来事でした。
そのおかげで私は、次の日から本当に楽しく文書伝道することができました。
また、私はこのユースラッシュを通して改めて自分と神様の関係や自分がこれからどうしたいのかを考えることができました。
訪問中、一つの家が終わったら、もう一軒、もう1人出会わせてくださいとお祈りしている自分がいました。その中で、神様の愛を自分の中で終わらすのではなくて、やはりより多くの人に神様のことを知ってもらいたい、そのために伝えていきたいのだと分かりました。
もし不在の家や断られた家があると、いつか神様に導かれてほしいと願い、出会うことができ、本を届けることができた人にはこれからどうなるか私には分かりませんが、届けた本を、そしてトラクトを通して神様に導かれ、天国で再会したいと思いました。
初めて会った人たちで、数分話しただけなのにこんなにも天国で再会したいという気持ちが起きるのだなと、とても不思議に思いました。
でもこれは、神様も同じなのだと思います。
神様は私たちの心の扉を、毎日何回もノックしているのに、私たちは「今、忙しいんです」と拒否している時があります。ひどい断り方をしてしまうこともあります。私たちが伝道をする時に、インターホン越しで断られるのではなく、出てきてくれただけでも嬉しいように、イエス様も私たちが「はい」と出てきただけでも「あなたを待ってたよ」と何倍も嬉しいのだろうなと思いました。
そのため、今回のユースラッシュを通して、私は神様の毎回のノックに耳を傾けて神様との時間を大切にしていきたいと思いました。
このようにユースラッシュを通してたくさんの学びができたこと、最初から最後まで守ってくださりお祈りに応えてくださった神様に感謝です。