文書伝道部

ファーストドアとラストドア

R.I
僕は今回のユースラッシュでは、唯一の社会人での参加になります。これまでに学生の時に2回と、社会人になってから1度参加しているので、今回が4回目の参加でした。

これまでユースラッシュは何回か沖縄で開催されてきましたが、僕にとっては今回が初めての沖縄でした。沖縄での文書伝道は、他の地域よりも顔を見て対応していただけること、本を購入される方が多いことを聞いていたので、とても楽しみにしていました。

ただ僕は社会人であって学生ではないので、訪問先でドアを開けて会っていただけるか不安でしたが、いざ訪問してみると、平均的に皆様と面会することができました。

また今回初めて、「ファーストドア」と「ラストドア」を経験しました。「ファーストドア」というのは、その日最初に面会できた方に本を買っていただけることであり、「ラストドア」とは、その日の訪問の最後の面会時に本が売れるというものです。
今回私は、後半1週間だけの参加でしたので、訪問日がいつもよりも少ない中で、ファーストドアとラストドアの両方を経験したのは奇跡的だと思いました。

というのは、本を購入してくださるのは、お会いした方の10分の1が平均だと言われているからです。ファーストドアは、初日、朝一番に訪問したお宅で経験しました。また、ラストドアは、今回の合宿の最後日の、最後の訪問で起こりました。

僕はこのファーストドアとラストドアを経験したことで、神様が今回のユースラッシュで大きく働かれていたこと、そして僕を支えてくださっていたことを感じることができました。

また天候については、3月の沖縄ということもあり、訪問する際は半袖で大丈夫だろうと思っていましたが、期間中は比較的気温が低く、寒いと感じました。ただ、ユースラッシュでは訪問した家から次に移動するまで走る(ラッシュ)のが基本なので、走って訪問する僕にとっては、神様の恵みでした。雨もほとんど降らず、また暑過ぎず、本当に天候が支えられたと感じています。

最後に、僕が伝道する上で大切にしている聖句を紹介します。

「それから、イエスは言われた。『全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。』」(マルコによる福音書16章15節)

これからも色々なところで、自分のタラントを生かして伝道していきたいと思います。

“今”共におられる

S.A
今回ユースラッシュに参加できましたことを感謝します。さまざまな経験の中で、お祈りをとおして、神様が私と共に “今”働いておられることを強く実感することができました。

活動中に尋ねたお宅では、不在や門前払いが多く、本の売れ行きがよくない状況の中で、落ち込むこともありました。しかしそのような中で、私は決して本を売るために家々を訪問するのではなく、本を買ってくださった方もそうでない方も等しく顔を覚えて、とりなしの祈りを捧げるためにいるのだということに気付かされたのです。

それからは、訪問する地域にお住まいの方々と1人でも多く、共に祈ることができる機会が与えられますようにと祈っていました。

すると神様は、4人の方との出会いを与えてくださいました。「お祈りしてもいいですか?」というと「はい、お願いします。」と快く受け入れてくださり、祈り終わった後は「ありがとうねー」と4人共それぞれ、穏やかな表情をされていたのが印象的でした。

祈りを通して神様が現れてくださり、神様の愛そのものが、皆様の心に触れてくださったのだと思います。祈りは何よりの力だと感じました。

神様が確実に“今”働いてくださり、私をその方々のもとへと導いてくださったことを感謝します。

語られたことば

R.T
僕は、那覇合宿に1週間という短い期間で参加しました。初めての参加で技術もありませんでしたので、特に証できる出会いも多くありませんが、恵まれたこの1週間での気持ちの変化や感じたことを短く証しさせていただきます。

僕は、自分以外のことでは落ち込まない性格なので、ユースラッシュには向いているだろうと考えていました。

確かに、自己紹介もできないような門前払いなどの酷い対応をされることも多くありましたが、辛さを覚えることはありませんでした。

しかし、自分自身の実力不足や不信仰さが示された時には「なんで僕はこんなことをやっているのだろう」と深く落ち込んでしまい、自分はユースラッシュをこれ以上続けないほうがいいのではないかと思ったり、二度目の参加はきっとないだろうと考えたりしました。そんな時、僕に与えられた聖句を紹介します。

「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによってあらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」 
(コリント信徒への手紙Ⅱ 1章4節)
「すると主は、『わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。」
(コリントの信徒への手紙Ⅱ 12章9節)

神様はわたしたちの強さではなく、弱さを用いてくださる方であり、人々を食い尽くそうと働くサタンの攻撃から日々わたしたちを守り、慰めていてくださる方であること。また、わたしたちの弱さに対する慰めがあるからこそ、わたしたちも周りの仲間を慰めることができることを学びました。

僕には売ることができず、他の人が紹介したら売れたという本も、もちろんあります。しかし神様は、意図をもって僕を用いてくださったことが今は分かります。僕でなければ売れなかった本があるのかもしれません。ただひとつ確信して言えることは、神様が僕に語られたということです。主がその僕を通して人々に証をされたように、神様は霊を通して僕に語られました。

「神は、キリストを通してわたしたちと御自分と和解させ、また、和解のために奉仕する任務をわたしたちにお授けになりました。」(コリントの信徒への手紙Ⅱ 5章18節)
 
この御言葉を世に伝え、天と世の和解のための任務を今後も担っていきたいと思います。恵まれた1週間を与えてくださった神様に、心から感謝します。

祈りを聞いて下さる神様

H.S
今回のユースラッシュを通して、私は神様が祈りに応えてくださるという経験を何度もしました。その中の一つを証ししたいと思います。

ユースラッシュでは、住宅街の一つのブロックを訪問し終えるごとに、次のブロックのために祈る時間を持っています。その祈りの時間に、私と一緒に回っていたパートナーがこう祈りました。

「神様、どうか私たちの力ではなく、神様の力によって本が売れていることを確信させてください。」
すると、神様はすぐにその祈りに応えてくださいました。

祈った後、いくつかの家を訪問したのち、私はある家の門前に立ちました。その家では犬が放し飼いにされていたため、門の中に入ることができませんでした。また、門の外にはインターホンがなく、ボタンを押すことすらできません。文書伝道を行うには難しい条件がそろっていました。それでも、私はダメもとで門の外から「こんにちは!」と挨拶してみました。すると、40代くらいの女性が家の中から出てきてくださいました。私はいつものように自己紹介をし、『穀菜食レシピ』の本を渡しました。

そして、一通り本の説明をすると、その方のお子さんの幼稚園の先生がアドベンチスト教会員で、アドベンチストのことを知っているということが分かりました。

そこで私は「それなら、ほかの本も紹介させてください」と言い、聖書の格言をわかりやすく解説した本である『確かに未来はある』や『悲哀の人』、また、聖書によって人生が変わった牧師の証本である『洞窟で見つけた光』などを紹介しました。

すると、そのすべてがその方の心に響き、買いたいという意欲を示してくださいました。この方なら、エレン・G・ホワイトの『各時代の希望』を届けることができるかもしれないと思い、紹介しました。

そして「聖書を読んだことはありますか?」と尋ねると、「読んだことはあるけれど、難しすぎてわからなかった」とおっしゃいました。私は「それなら、この本はぴったりです」と伝えると、その方は『各時代の希望』を購入してくださったのです。こうして、合計6冊もの本を買ってくださいました。

最初、この家の前に立った時は、「この家には絶対に本を届けることはできない」と感じていたのですが、三育の幼稚園を通して神様はその方とすでに関わっておられ、私が訪問する前に、その方の心を開いてくださっていました。この出会いを通して、本が売れるのは私の力ではなく神様の力であることを、改めて確信しました。

「わたしの食べ物とは、わたしをお遣わしになった方の御心を行い、その業を成し遂げることである。あなたがたは、『刈り入れまでまだ四か月もある』と言っているではないか。わたしは言っておく。目を上げて畑を見るがよい。色づいて刈り入れを待っている。既に、刈り入れる人は報酬を受け、永遠の命に至る実を集めている。こうして、種を蒔く人も刈る人も、共に喜ぶのである。」(ヨハネによる福音書4章34~36節)

私たちは決して完璧なものではありません。
しかし、私たちはイエス様の罪の贖いを信じ、聖霊様に頼り、父なる神様の御心を求めることによって、今回私があの女性に遣わされたように、神様の御業を成し遂げる働き人となることができます。日々悔い改め、聖霊様に頼り、共に神様の御業を成していきましょう。

どんなに小さな器でも

K.M
91歳のおじいさんが外で作業しておられました。少し離れたところから「どんな本を読まれますか?」と聞くと、そのおじいさんは「聖書しか読まない」と答えました。

会話するうちに、おじいさんは聖書に関する本に興味があると思い『各時代の希望』と『悲愛の人』をおすすめして、買っていただくことができました。その後も共にお祈りをし、良き交わりの時を持つことができました。

またある家でおしゃべりをしていた時に、「隣の家の方が昔牧師をしていたよ」と教えていただきました。お隣を訪問してみると、その家には昔、日曜教会で牧師をされていた方がいらっしゃいました。会話が始まるや否やその方は、60歳を過ぎてから神様に出会って牧師になるまでの、熱い証を語ってくださいました。その方が「聖書と、あなたの教会のことについて知りたい」とおっしゃったので、『各時代の希望』と『各時代の大争闘』をご紹介すると、買ってくださいました。そして、私はその方を教会にお誘いすることができました。

最後に、外で音楽を流し聞きしていたお兄さんがおられました。その方は手持ちのお金がないとのことで本を買っていただくことはできませんでしたが、私のために何かしたいと言われ、家から料理を作って持ってきてくださいました。作っていただいた料理をありがたく受け取って帰ろうとしたのですが、「実は私は牧師を目指しています」とお伝えしてみました。

すると「実は俺は聖書に興味があるんだ」と言われたので、聖書通信講座の申し込みハガキをお見せすると、住所まで書いてくださいました。また、教会にお誘いすることもできたのです。

私は文書伝道をしている間中、玄関のベルを押すたびに「神様、私があなたを愛しているのは、あなた自身がご存知です」と心の中で祈り続けました。
そのことを通し、私がユースラッシュを通して出会っている方々は、既に神様が深く愛されている神様の小羊であることを知りました。私のような小さな者にも、神様から「わたしの羊を飼いなさい」と、伝道の働きを任されている喜びは、何にも変え難いものがあります。

その意味で、私が今回のユースラッシュを通して行っていたのは「牧する働き」であり、迷っている羊を探す働きでした。神様は私がどんなに小さな器であっても、信頼して神様の小羊を任せて、御用のために用いてくださることがとても感謝でした。

ですから、今後も出会う一人ひとりに対し、愛を込めて神様のことを伝えていきたいと思います。

「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。」(ヨハネによる福音書 10:16)

イエスさまのように

K.N
ユースラッシュでは様々な出会いがあります。その中でも、特に印象に残った、あるおじいさんとの出会いを紹介したいと思います。

その方はタバコを吸いながら縁側に座っておられ、私が声をかけると、少し険しい表情で話を聞き始めました。正直私は、その方に神様のメッセージを届けたいと思いつつも、その思い以上にタバコの匂いが気になり、早く次の家へ行きたいと思ってしまいました。

しかし話を続けるうちに、息子さんと二人暮らしで、仕事も辞めて、犬の散歩だけが楽しみだと話してくださいました。私はこの方に、ぜひメッセージ本を受け取ってほしいと強く思い、心の中で祈りながら話しました。

すると、この方の表情は次第に和らぎ、最後には私がおすすめした『洞窟で見つけた光』『各時代の大争闘』、そして『笑顔で暮らそう』の3冊を受け取ってくださいました。

その時ふと「イエス様がこの場にいたらどうされるだろう」と考えました。きっとイエス様はタバコを吸っていることも気にせず縁側に座り、一緒に話を聞かれるのだろうなと思いました。ユースラッシュでは、お酒の缶やタバコがたくさん散らばった家や、本当に人が住んでいるのか疑うような古い家などに出会うことがあります。

しかし、神様はどんな人のことも受け入れ、その人のそばに寄り添い話を聞き、癒しを与えてくださるのだと感じました。

そして、こうした方々にも神様の愛を知ってほしい、天国で再会できたらどんなに嬉しいだろうかと強く思いました。神様が私を必要とする人のもとへ導いてくださったこと、そしてその働きに加わることができたことを、心から感謝した経験でした。

さらに、「もし私が今出会った人に伝えなければ、この人は神様を知る機会がないかもしれない」と考えると、一つひとつの出会いを大切にし、愛を持って神様のことを伝えたいと思うことができました。

ユースラッシュでは良い出会いばかりではなく、断られることも悩むことも沢山あります。ですがその中で、良い出会いや祝福、学びや経験、信仰の成長があります。

そして「この人たちと天国で再会したい!」という思いがあります。だからこそ今私は伝道が楽しいと思えます。

出会った方々の今後は私たちには分かりませんが、私たちが渡した本やトラクトを通して、神様が導いてくださることを信じ祈り続けたいです。また、伝道はユースラッシュで終わりではなく、家に帰ってからも、周りの人たちへ神様の愛を伝えていきたいと思います。

愛の種まきによって

Y.Y
今回のユースラッシュで、私は60代くらいの女性の方と出会いました。その方に健康に関する本を紹介した時、「本は字が小さくて読めないから大丈夫」と言われ、直ぐに断られてしまいました。

そこで私は、教会の自己紹介用のトラクトを出して、私たちの教会が学校や病院、福祉などの関係機関を持っていることを伝えました。

すると、そのトラクトを見た女性が「アドベンチストメディカルセンターと関係があるのね、その病院にはお世話になってきたから、それだったら本を買うわ」と言って、健康セットの本2冊と『笑顔で暮らそう』の3冊を買ってくださいました。その後詳しい話を聞くと、実はその方は過去にメディカルセンターに入院したことがあり、その際、お医者さんや看護師さんがとても良くしてくれて感謝しているのだと教えてくれました。

このことを通し、私が本を紹介しただけでは、この方へ本を届けることはできず、メディカルセンターで働くお医者さんや看護師さんが愛を持ってその方に接することで良い種を撒かれ、その愛がその方へ伝わっていたからこそ、その方は本を買ってくださったのだと思いました。

また、色々なところで様々な働きの人が、それぞれの方法で伝道をしていて、その伝道はすべて繋がっているのだと身をもって実感しました。

メディカルセンターで働くお医者さんや看護師さんを通してその方に蒔かれた種を神様が育ててくださり、私をその方の元に導いてくださったことに心から感謝しています。

ユースラッシュは終わりましたが、私も福音の種を蒔くことができる人として、これからも歩んでいきたいです。

再挑戦してかなえられた祈り

M.I
今回のユースラッシュを通して、私の祈りが聞かれた経験を三つ証したいと思います。

一つ目は、出会った人と共に祈る機会が与えられるよう祈っていたことです。1年前に東京で行われたユースラッシュに参加した時には実現できず、そのことが心に引っかかっていました。その思いが今回のユースラッシュへの参加のきっかけとなり、沖縄で出会った方と共に祈る機会が与えられるよう、祈りながら活動しました。

すると、ある愉快なおじいさんと出会いました。自慢のお庭を見せてもらいながら話をし、本を買ってもらうことができました。その後、自然に「お祈りさせてください」という言葉が出て、その方のために祈ることができました。1年前のユースラッシュでの経験が、沖縄の地に私を導き、神様の計画の一部として働くことができた喜びを感じました。そしてこのお祈りを機に、その後も何件かのお家の方と祈ることができました。

二つ目は、健康の本だけではなく、神様のメッセージが書かれた本を届けたいと祈ったことです。

しかし、なかなか機会がなく最終日の前日を迎えました。祈りながら訪問すると、あるアパートの一室から20代くらいの女性が出てきました。寝起きの様子でタトゥーがあり、本に興味がなさそうに見えて、正直少し怖いとも感じました。それでも福音が届くようにと祈りつつ本を紹介し、あまり会話も弾まなかったので、最後にダメもとで『穀菜食レシピ』と『悲愛の人』『天界のリベリオン』『笑顔で暮らそう』を渡して値段を伝えました。

すると「あ、これ買えるのですね?」とお金を取りに行き、4冊の本を購入してくださいました。なぜ買ってくれたのかは私には全然分かりませんでしたが、確かに聖霊が働かれていたことを実感しました。その後すぐに大雨で活動が中断されてしまったので、雨が降る前に神様の本を届けることができたことを感謝しました。

三つ目は、伝道・ユースラッシュを楽しめるようにという祈りでした。最初は不安の中で朝目覚め、緊張しながらインターホンを押していました。
しかし、心優しい沖縄の方々との沢山の出会いを通して、緊張や不安よりも「この人たちに福音が伝わってほしい」という思いが強くなり、最後には喜びを持って訪問できるようになりました。私の祈り、出会い、思いすべてを導き、働いてくださった神様に感謝の気持ちでいっぱいです。

このユースラッシュで訪問した沖縄の方々とまた天国で再会できることを祈りつつ、これからも日々献身していきたいと思います。

祈りの偉大な力

M.T
イエス様と会話ができる「祈り」の力は、本当に絶大だと思います。

今回のユースラッシュ期間中のある日、私たちは目標を立てました。1日で、皆で合計120冊の本を販売するという目標です。普段は大体60冊くらいなので、この目標は私たちにとって大きな挑戦だったと言えます。サタンはどうしても、神様の本を届けたくないがために邪魔をしてきます。その日は、サタンの攻撃もあったのだと思います。大雨で訪問すること自体が厳しい日となってしまいました。

私は『各時代の大争闘』と『各時代の希望』を売りたいとお祈りしていたら、買ってくださる方がいました。またその後に、『悲哀の人』を紹介したいとお祈りをしたら、次の家で売れました。最後に『確かに未来はある』を紹介したいとお祈りしていた時に、その日の販売総数が120冊まであと1冊という所までたどり着きました。

ところが、そこからなかなか本を届けることができませんでした。そしてついに、帰らなければいけない時間になってしまいました。ここで終わるのか……という落胆の気持ちの中、迎えの車に乗り込み、車は走り出しました。

その時住宅街に見覚えのある人を発見しました。その方は名護教会の方だったのです。私は急いで車を降りて、その方に「今、文書伝道をしているのです。」と言って、本を紹介し買っていただきました。その方は、教会員の方の送り迎えをいつもしていて、たまたま車に乗り込もうとしている時でした。本当に良いタイミングが重なって、『確かに未来はある』という本をご紹介できました。さらに、その日は最終的に126冊もの本を販売することができました。

1日120冊というのは、私たちが勝手に考えた目標でしたが、それすらも達成できるように備えてくださった神様に感謝します。私たちの目には偶然に見えても、神様からすればそれは計画の内にあったもので、私たちに祝福を与えてくださったのだと思い、感謝の思いでいっぱいです。

今回のユースラッシュに参加して、これからも地元である名護に住んでいる人々のために、家族のために、友達のために、知り合いのために祈ろうと思いました。

なぜなら、神様は信じて祈るものに祝福を与えそのようにしてくださるからです。「祈り」の力は本当に絶大なのです!

与えられた体験を通して

H・A(三育学院教会)
 そもそも私にとって、ユースラッシュに参加すること自体が自分であり得ないことだと思っていました。
 私は人と話をすることが苦手で臆病なので、本を紹介するところまでいけたお家はほんの僅かでした。
それでも、先生の手助けもあり、本を数冊買っていただくことができました、その中でも特に印象に残った方がいました。
その方は、手に障害をもっておられ、料理を自分でつくることができず、最近では他にも体のあちこちが痛んだり、朝とたんに起きることができなくなったりと様々な不調に悩まされており、なげやりになっていた、ということを話していただけました。
また、好きな音楽について話している中で教会の礼拝に興味があることを知り、最終的にその方の健康のためにお祈りをさせて頂き、宮崎教会のことを紹介するとともに再訪問にも応じて頂くことができました。
 手助けを貰いながらの訪問で、私はあまり喋ることはできませんでしたが、自分が訪問した先で一人の方が教会へ導かれるその瞬間を目の当たりにし、その時、私はユースラッシュに参加できて良かった、と感じることができました。
 教団職員の研修の一環でユースラッシュに参加することが決まった当初は、なぜこんな自分がユースラッシュで宮崎まで行くことに?という疑問しかありませんでした。
今は、神さまがこの方のために、そして私にこの体験をさせるために私をこのユースラッシュに導いてくださったのだと感じました。
 この体験を通して、なぜ?どうして?と思うような出来事にも、そこには確かに神さまのご計画があるのだと身をもって知ることができました。