伝道局

伝道局とは

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教団10年構想（宣教領域）

使命宣言
私たちの使命――愛情深い証人として生き、主のまもない再臨に備えて、三天使のメッセージの永遠の福音をすべての人に宣べ伝えるイエス・キリストの弟子をつくること（マタイ28：18～20、使徒言行録1:8、黙示録14：6～12）。

教団10年構想（宣教領域）の基本思想
この10年構想実現には信徒、牧師、教会の意識改革が必須である。意識改革は最も困難な改革と言われるが、この改革なしに私たちの教会の未来はない。

「信徒は弟子に」

１．信徒は自らのために神の祝福を祈り求めるが、弟子は人々に祝福を分かち与えるために特に聖霊の注ぎを祈り求める
２．信徒は教会形成において牧師を支持し応援するが、弟子は牧師と共に献身し働き、牧師なしでも牧会、伝道を推進する
３．信徒はキリストの福音を聞き信じるが、弟子はキリストの福音を生き、伝え、新しいキリストの弟子を生む

「牧師は使徒に」

１．牧師は赴任した教会を牧会するが、使徒は赴任した教会の地域全体を牧会する
２．牧師は信徒の信仰生活を支援し世話するが、使徒はさらに信徒を弟子へと育成する
３．牧師は赴任教会の質量ともなる成長に挑むが、使徒はさらに新しい教会の開拓と地域の霊的成長に挑む

「教会は光と塩に」

１．教会は教会員の祝福のためにあるのではなく、その地域全体の祝福のためにある
２．教会はその地域にとって無用の存在ではなく、絶対必要の存在となるべきである
３．教会は教会員が集まるところではなく、いつも弟子として地域に派遣されるところである

教団10年構想（宣教領域）

１．信徒は弟子に

信徒一人ひとりが祈りや聖書のみ言葉を通してキリストとの個人的な愛の関係の中に毎日を生き、その愛を周りの人々に現す真のキリストの弟子となる。個人的交わりと影響力によって真のキリストの弟子を育てることのできるキリストの弟子としての人材を育成する。子教会を生み出す真のキリストの弟子集団による教会形成を目指し、集会場所としての建物を所有することを必ずしも目指さず、信徒リーダーによる小グループや家の教会から成る共同体としての教会を多数形成していく。

２．牧師は使徒に

牧師はみ言葉を通してキリストから教えを受け、派遣され、宣教し、聖霊によって力を授けられて未開拓の地域でキリストの証人となる。また信徒伝道者の育成や、信徒のケアや牧会のできる信徒リーダーを育成する。このために複数の教会を牧師がチームで支えていく体制を作る。また、アドベンチストとしての専門性をもった伝道力・発信力を強め、チームによる開拓伝道を積極的に行う。信徒により運営される多数の教会において、み言葉による教会の一致を守るため、アドベンチストメッセージの聖書的裏付けに精通することによって教会の一致を守る。

３．教会は光と塩に

各教会は、神を賛美し礼拝しみ言葉を学ぶだけでなく、教会が置かれている地域の人々と交わり、キリストの愛に基づいて、社会から疎外されているような人々の必要に応える働きを地域の人々と共に行い、その中にいる潜在的なキリストの弟子を顕在化させる。このために、今の時代の人々に届くような新しい伝道方法を活用する。メディア伝道、ユースラッシュ・オールラッシュなど新しい形の文書伝道、センターオブインフルエンス、包括的健康伝道などの伝道用材料を開発し用いる。機関と協力して奉仕する。全世代型の教会、在留外国人の教会のモデルを構築する。

伝道基本方針　2021年～2025年

教団の宣教領域10年構想でも強調されているように、日本を取り巻く様々な困難な状況の中で宣教を拡大していくためには、聖書に書かれている教会の基本の姿に帰る必要がある。このために初代教会をモデルとして現代の教会があるべき姿を取り戻すべく、以下の３つの概念を柱として教会の意識改革を促し、初代教会のように聖霊の神が豊かに働かれる教会となることを目指す。

意識改革のための３つの柱となる概念

「信徒は弟子に」「牧師は使徒に」「教会は光と塩に」

また、世界総会の２０２０年から２０２５年までの伝道戦略I Will Go（私が行きます）をふまえて日本教団の向こう５年間のモットーを以下の通り提案する。

モットー

共に伝えよ、主は来たりたもう！

上記の３つの柱とモットーに基づいて、２０２１年から２０２５年までの伝道基本方針を下記の通り提案する。

伝道基本方針

１．信徒は弟子にー日々キリストとの個人的な生きた関係を持ち、人々をキリストの弟子として積極的に招くことを喜びとするアドベンチストを育成する。

２．牧師は使徒にーみ言葉を通してキリストから教えを受け、派遣され、宣教し、聖霊によって力を授けられて未開拓の地域でキリストの証人となり、信徒伝道者の育成や、信徒のケアや牧会のできる信徒リーダーを育成する、使徒的な牧師チームを形成する。・複数の牧師がチームとして信徒リーダーの育成やサポートに関わることが可能で、地域に対する伝道活動の助けが必要な教会に複数の牧師が関わることができるような牧師チーム体制について研究し、モデル地区を作って全国的に広げていく。

３．教会は光と塩にー教会が置かれている地域と交わり、その必要に応えることによってその地域に良い変化を与えるアドベンチスト教会を目指す。

「すべての人に恐れが生じた。使徒たちによって多くの不思議な業としるしが行われていたのである。信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。」

＊引用聖句は©️日本聖書協会