安息日学校部

第3課 青年用:平本 光

2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」

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第3課 変化への備え 平本 光

  • 今週のポイント
  1. 人生には様々な変化が起こります。その中でも大きな結婚や子育て、年を重ね高齢になること、やがて訪れる死についてです。このような変化は自分だけで完結せず、他の人にも影響を与えるものです。いずれは自分にも起こるかもしれないと思い、変化が起こる前に備えていくことを今週学びます。
  2. 聖書に登場する人物たちは、良い部分だけでなく人生の変化に対応する中で悪い見本になっていることもありますが、聖書は人間のありのままを記録しています。聖書に登場する人々の一生を通して私たちが学べることは適切な方法で変化に対応するために神に信頼し、信仰によって従っていくことです。神に頼らなくても人生の変化に対応することができますが、キリストを信じている人たちの人生のゴールはキリストの再臨です。私たちを迎えに来てくださるキリストの再臨に備えることが重要です
  3. 結婚は人生で備えるべき重要な出来事です。全く異なる生き方をしていた男女が夫婦として一つになるのです。意見が一致しないこともあります。結婚すればすべての問題が解決するわけではありません。意見が一致しないときに夫婦なのだからわかってくれる、私の思うとおりに変わってくれると相手に期待し、相手の意見に耳を貸さないでいることや、自分の意見を伝えないことは健全な関係にはなれません。私たちの生き方を変えられるのは神だけです。自分自身によって相手を変えることはできないことを知り、健全な結婚関係を結ぶためにも、同じ信仰を持ち、キリストを見上げて祈りつつ進むことが必要です。そのスタートを切る前にお互いの信仰や今後の二人の進む方向を合わせていくことを教えています。
  4. 子育てにおいて両親が協力しなければ子供たちの行動や言葉、態度に対応することができません。夫婦の会話や生き方が子どもに反映します。良い品性を子供に備えるために聖書の預言を研究し、神の愛に満ちた守りを得られるように祈り、子の健康に力を注ぐことを教えています。
  5. 年を取る最善の方法は若いうちから神を信頼することだと教えています。年を取るにつれて新しいものが受け入れられなくなり、思うように体も周りの人も思うとおりにならないので怒りっぽくなるものですが、神を個人的に知るために習慣として聖書を学ぶならば日々新しい発見を得て、み言葉を人々に伝えたいと情熱をもって新しいものを受け入れ、神の喜ばれる健康的な良い習慣を取り入れることができます。
  6. 死はすべての人にやってきます。ときに予想していない、愛する人の死を経験することもあります。死を通して悲しみを抱く人に寄り添うこと、気遣うこと、祈りなどの備えをすることを教えています。
  • ディスカッションのためのテーマ
  1. キリストの再臨までに自らの命の終わりを迎えるとしたら、他の人に伝えておきたい教訓はありますか。経験を通して伝えられることを分かち合ってください。