安息日学校部

第2課 聴覚しょうがい者用:松枝 重則

2019年第2期「家族の四季ー神の約束という光の中で生きる」

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第2課 私たちが行う選択 松枝 重則

 

1.安息日午後

私たちはいつも選んで生きています。人生は選びの連続です。私たちの選びは神の御心と一致しているでしょうか。色々な選びがあります。単純で当たり前と思われる選びもあれば、人生を変えてしまうような選びもあります。私たちの選び(選択)は自分だけでなく家族にも、その他の人にも影響を及ぼします。

今週は、選択について考えます。そして神様がいつも私たちと共にいて下さり、正しい道へと導いて下さっていることを確認して、励ましを頂きましょう。

 

2.日曜日:自由意思、自由選択

救われる人と滅ぼされる人は神がはじめから決めている、と信じているクリスチャンがいます。しかしアドベンチストはこのような教えを信じません。神様は全ての人が救われることを望んでおられます。そしてイエス様は全ての人を救うために十字架で死ぬことを選んでくださいました。

神様は天地創造以前から私たちが救われるために私たちを選んで下さった(エペソ1:1~41)と書かれています。しかし神様は私たちに強制できません。強制の愛はサタンの愛です。神様は自分の選びで神を愛して欲しいと願っておられます。

私たちは常に神を愛し仕えるという「選び」をしているでしょうか。人生にはたくさんの選択があります。その人生の選択の中で神様に仕えるという選択は最も大切な選択です。

 

3.月曜日:正しい選択をする

どうやって正しい選択をすることができるでしょうか。聖書に正しい選択の仕方が書かれています。

まず祈って神様に相談しましょう。そして祈りと聖書を通して神の導きを頂きましょう。与えられた神の導きに信頼して進めば、神様も私たちを祝福することができます。もしも神様の導きが自分の思いに反する時は、自分のやりたいようにしたいという自己中心の思いを神様が取り去って下さるように祈りましょう。

神様に忠実で信仰的な人にアドバイスを頂くことも正しい選択をする助けになります。

 

4.火曜日:友人を選ぶ

なぜ友人の選択は大切なのでしょうか。友人は多くの時間を共に過ごすために、お互いに影響を受けやすいからです。

ではどのような友を選ぶべきでしょうか。それは悪から離れる人、何があっても裏切ることなく愛する人、見せかけではない、兄弟よりも頼もしい友、怒らない人、そのような人を友とすべきだ、と聖書は言っています。(箴言12:26、17:17、18:24、22:24~25)。

 

5.水曜日:人生のパートナーを選ぶ

友を選ぶ選びが人生を左右する選びであれば、伴侶の選択は更に永遠の命に影響を及ぼします。

結婚相手を探す為のアドバイスが聖書にあります(問5)。

  1. 神の律法を愛し、正しいことを行う人。(詩編37:27、Ⅰコリント15:33)。
  2. 結婚相手を探すのに夢中になることよりも、自分が結婚に相応しい人になること。

「だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。これが律法であり預言者である。」(口語訳マタイ7:12)

  1. 全ての事には時があります。結婚相手が与えられても、結婚するのにふさわしい時がまだだと分かった時は待ちます。(Ⅰコリント7:36)
  2. 「つり合わないくびき」(口語訳Ⅱコリント6:14)にならない為に、同じ信仰の人と結婚することです。

(「つり合わないくびき」とはクリスチャンとノンクリスチャンの結婚です。)

 

6.木曜日:進路を選ぶ

仕事も選択です。仕事は私たちの人生に大きく影響します。第七日安息日を聖として神を礼拝する私たちには、就けない仕事がたくさんあります。私たちが神と人を愛することを人生最大の目的とし、そのように生きたいと祈り求めるとき、神様は仕事も導いてくださいます。

働くことはとても大切なことです。しかし多くの家族が、子供の将来のためなどという理由でお金を稼ぐことに集中してはいないでしょうか。お金の為に一日中働き、家族の交わりが奪われてはいないでしょうか。その様な家庭の子供や伴侶は、質素な生活でも良いから家族の交わりが欲しいと言うはずです。

働くことはエデンの園にいた時から与えられたことです。神様は私達が働くことで幸せを感じることができることをご存知なのです。神様を忘れて仕事に夢中になってしまった時はソロモンのことを思い出しましょう。ソロモンは色々なことに意味を見出そうとしました。しかし最終的には全てが無益だと悟ったのです。

神様のために生きるとき、神様は私たちの必要を満たし、祝福し、仕事を含めたすべてのことに意味を持たせて下さるのです。

 

7.金曜日:さらなる研究

私たちには自由意思が与えられていますが、正しい判断をする力がありません。正しい判断をすることができる神の力はどうやって頂けるでしょうか。神のみ言葉である聖書に神の力があります。祈って神の力を受けることができます。聖霊によって神の力を受けることができます。

自由意思により自分勝手な選びによって起こった悲しい事件がたくさん聖書に書かれています。私たちは過去の過ちから学び、正しい選びをする力と導きを常に祈り求めましょう。そして力の主をほめたたえ、宣べ伝えるのです。

 

質問

  • 間違った選びをした聖書の登場人物をあげてください。その選びは家族にどんな影響を与えましたか? その間違った選びから何を学ぶことができますか?
  • あなたの人生を左右した重大な選択を三つあげて下さい。その選択は神様のご計画と一致していましたか?

あなたの間違った選択を話して聞かせることは若者たちの助けになりますか?