セブンスデー・アドベンチスト教会

主の御顔

主の御顔

明けましておめでとうございます。

「主があなたを祝福し、
あなたを守られるように。
主が御顔を向けてあなたを照らし
あなたに恵みを与えられるように。
主が御顔をあなたに向けて
あなたに平安を賜るように」
   (民数記6章24〜26節)

 新しい年、愛の主の御顔をおひとりおひとりが仰ぎ見ることができますよう、心からお祈りいたします。主の願いは、私たちを祝福すること、守り導くこと、その光で私たちを照らすこと、そして恵みと平安を豊かに賜ることです。主はその御顔を絶えず私たちに向けていて下さいます。
 私たちを取り巻く環境がどれほど暗く闇に包まれていようとも、私たちの内がどれほど重く澱んでいても、主は私たちにその御顔を向けて下さいます。私たちがどれほど孤独で不安であろうとも、主の目は私たちに注がれているのです。この事実を疑う必要は全くありません。主は、恵み深く愛に富むお方です。
 主の御顔を仰ぎ続けましょう。恐れることなく、主の御顔を仰ぎ続けましょう。主はその御顔を向けていて下さいます。主のみ声を聞き続けましょう。主は語り続けておられます。主の御手を握り続けましょう。主はその御手を差し伸べておられます。主の御旨だけを求め続けましょう。主はその御旨を示しておられます。新しい一年、ただ主を知ること、主と一つとなることを祈り求めましょう。
主が私たちから離れることは決してありません。離れるのはいつも私たちです。主が私たちからその御顔を背けられることは決してありません。その視線をずらし、顔を背けるのはいつも私たちの方です。主の愛は永遠不変です。その愛から彷徨い出るのはいつも私たちなのです。新しい年、信仰をもって主の御許に留まり続けましょう。その愛と恵みの御許に留まり続けましょう。
主の御許に留まり、静かに主の御顔を仰ぐとき、私たちの内に主の愛の祝福が新たに流れ込みます。主の命と力とが流れ込みます。そして、私たちは日毎に新しい者へと創り変えられるのです。主に感謝し、主にすべてを明け渡し、主を証しほめたたえる者となるのです。主は、私たちを待っておられます。私たちが御許に帰ることを、そこに留まることを、そして主の御顔を仰ぎ見ることを切なる思いをもって待っておられます。
 主の御顔を仰ぐとき、私たちはこの世の光となり、この地の塩となります。主の証人となります。どんなに小さく弱くても、主はこの器を用いて下さいます。人々の祝福と救いのために用いて下さいます。主の御許にとどまり続けましょう。主の家に宿り、主の御顔を仰ぎ続けましょう。そして、主にある深い喜びを生きてまいりましょう。

「ひとつのことを主に願い、
それだけを求めよう。
命のある限り、主の家に宿り
主を仰ぎ望んで喜びを得
その宮で朝を迎えることを」
(詩編27編4節)

教団総理 島田真澄 アドベンチスト・ライフ2018年1月号