Happy Sabbath! 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
出エジプト記は、神様の祝福を思い起こすことから始まっています。神様は、アブラハムに、「わたしは必ずあなたを大いに祝福し、あなたの子孫を空の星のように、海辺の砂のように増やす」（創世記22の17）と、約束されました。その約束は成就し、わずか 70 人だったイスラエルの民は、出エジプトの頃になると、男だけで60万人を数えるほどになります（出エジプト記12の37）。
ところが、数が増えると、イスラエルの民は虐待を受けるようになりました。しかし、それでも、民の数は増えます。すると、さらに過酷な重労働を課せられ、男児殺害命令まで出されました。すると、神様を畏れる二人の助産婦によって殺害命令の危機は去り、民の数はさらに増えるのです。つまり、神様の祝福が見られると、その祝福を打ち消すような虐待などが起こり、そのパターンが繰り返されているのです。ここに、善と悪の大争闘を見る思いがいたします。
しかし、出エジプト記の最後は、幕屋が完成し、神様の臨在がそこに満ちる様子を描いて終わっています。それは、善と悪の大争闘が、神様と人が共に住むという、神様の勝利で終わることを示しているようです。困難な状況の中でも神様が救いの計画を成し遂げてくださることを信じ、神様を賛美したいと思います
平賀和弘（安息日学校・信徒伝道部長）
＊聖句は©️日本聖書協会
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