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第2課 中心的な問題―愛か利己心か 山地 悟
1.安息日午後
[暗唱聖句]
恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け/わたしの救いの右の手であなたを支える。(イザヤ41の10、新共同訳)
★マタイ24章で、イエス様は、エルサレムが滅びると預言しました。ローマの軍隊がエルサレムを攻撃したとき、クリスチャンたちは守られました。世の終わりにも同じことが起こります。サタンは、神様の民を惑わして、滅ぼそうとします。それでも、神様はご自分の民を守ってくださいます。
2.日曜日:傷心の救い主
★イエス様は、エルサレムが滅びることをとても悲しみ、泣きました(ルカ19の41〜44)。イエス様は、少しでもたくさんの人が助かるために、「ローマの軍隊が来たときに、町から逃げなさい」と言いました(マタイ24の15〜20)。
3.月曜日:摂理によって守られたクリスチャン
★エルサレムが※1攻撃されたとき、イエス様の言葉を信じて逃げた人たちは、みんな助かりました。※2迫害が起こるときにも、神様はご自分の民を導き、必ず守ってくださいます。
「キリストの教会を暴力によって滅ぼそうとしたサタンの努力はむだであった。」(『各時代の大争闘』2章)
※1攻撃された:つぶそうと攻めて来た
※2迫害:追い詰めて苦しめられること
4.火曜日:迫害の中での忠実さ
★使徒たちは、※3拷問や※2迫害にあっても、聖霊に満たされて、力づよくイエス様のことを宣べ伝えました。使徒たちの時代に、教会はとても大きく成長しました。
★イエス様から十字架にかかってから80年後、あるローマの役人が書いたことば
「この迷信(キリスト教)の伝染は、都市部だけでなく、村や農村部にも広がっている」
※3拷問:自由を奪って、体や心を痛めつけられること
5.水曜日:地域社会への配慮
★初代教会は、イエス様と同じように、人々を愛しました。イエス様と同じように(マタイ4の23)、たくさんの人々の心と体をいやし、思いやりを示しました。
6.木曜日:愛の遺産
問5 ヨハネ13の35を読みましょう。キリスト教のおしえで、一番重要なことは何ですか?
互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。
(ヨハネ13の35 新共同訳)
★西暦160年と260年、ローマ帝国で感染病が広がりました。その時に、たくさんのクリスチャンが、進んで病気の人を助けました。クリスチャンの愛と奉仕を見て、たくさんの人たちがイエス様を信じるようになりました。
★ローマ帝国では、多くの人たちが、「見よ、彼ら〔クリスチャン〕がいかに愛し合っているかを」と言っていました。(テルトゥリアヌスのことば)
7.金曜日:さらなる研究
★ローマ帝国の時代には、たくさんのクリスチャンが※2迫害され、殺されました。
それでも、キリスト教は広がり続けました。
<話し合いのための質問>
★あなたの教会が、地域の人に思いやりを示す教会となるために、どんなことができると思いますか。
具体的な方法について、考えてみましょう。