パスファインダークラブ

パスファインダークラブ(PFC)は、「キリスト教精神と自然体験活動を通じて青少年の心と体を育成する」教団の伝道部門の一つであり、世界中に約200万人(2019年現在)の会員を抱える組織です。

パスファインダークラブ(PFC)の生い立ち

1930年代
米国カリフォルニア州、サンターナ教会のジョン・マッキム氏(当時ボーイスカウトの指導者)と友人のクラウディ氏は、神さまと人々のために奉仕するためには少年達のための組織が必要だと感じ、当時南カリフォルニア教区の少年会の名称であった「パスファインダークラブ」という名前で少年達への活動を開始。

1946年
ジョン・H・ヘンコック氏(当時、南カリフォルニア教区青年部長)は、PFCの働きが少年少女たちにとって大変重要であるとして、プログラム化を開始。

1947年
世界総会青年部は、各地でPFC活動を始めるように奨励。

1949年
世界総会によって「PFC」は大切な伝道活動であると認めた。そして、ヘンリー・バーグ氏(当時、北カリフォルニア教区青年部長)によって、PFCのテーマソングが作られた。

1950年
ジョン・H・ヘンコック氏によってPFCのシンボルマーク(トライアングル)がデザインされた。

2019年
世界で約200万人のPFC会員を確認。

日本では…

1956年
第19回教団総会でPFCの設立が決議された後、亀甲山(かめのこやま)PFCが組織された。しかし、活動が活発に行なわれなかった。

1957年
山口進氏によってPFCのテーマソングが日本語に翻訳された。

1964年
第21回教団総会でPFCの復活が決議され、改めて組織化を行なった。その後、日本最初のPFCとして天沼PFC(東京)が誕生した。その後、亀甲山PFC(現在の横浜PFC)、大阪センターPFCが結成された。

1974年
第1回全日本PFCキャンポリーを福島県南会津野外教育施設で開催。(30クラブ636名参加)

1980年
教団パスファインダー委員会を組織(指導要項などを作成)

1981年
全国に44クラブ、1,100名の会員を確認。

1999年
第4回PFC世界キャンポリー(米国、オシュコシュ)に日本が初参加。全世界から25,000人のパスファインダーが参加。

2002年
第8回全日本キャンポリーを富山県立山で開催(20クラブ、386名参加)。

2006年
第9回全日本キャンポリーを兵庫県兎和野高原で開催(11クラブ、300名参加)。

2010年
第10回全日本キャンポリーを福島県裏磐梯で開催(12クラブ、236名参加)。

2012年
第1回NSDキャンポリー(韓国三育大学)へ日本から4クラブ、35名が参加。NSD各地からは4500人のパスファインダーが参加。

2014年
第11回全日本キャンポリーを新潟県妙高で開催(8クラブ、218名参加)。

2017年
第2回NSDキャンポリー(台湾アドベンチスト大学)へ参加6クラブ、5教会、80名参加。NSD各地から2000人の参加。

2018年
第12回全日本キャンポリーを福島県那須甲子で開催(9クラブ、9教会、140名参加)

2019年
PFC世界キャンポリーへ日本から20名が参加予定。

PFCの目的

1)子ども達が持つ可能性を発見する
神さまから与えられている才能を発見し、喜んで役立てる

2)神さまと出会う
「聖書」(神さまの御言葉)と「自然」(神さまの創造物)、そして「交わり」(証や模範)を通して神さまを知ること

3)神さまの愛を分かち合う
地域社会に対する奉仕活動を行い、助けあう事の大切さを学び、お互いを思いやる気持ちを育てることによって、神さまから与えられている愛を分かち合うこと

4)健全なレクリエーションを楽しむ
自然体験活動、能力の発達を助ける楽しいゲームや趣味、工作を通して、冒険心あふれる魅力的な人となること

パスファインダークラブを始めるには

パスファインダークラブは教会における大切な伝道の働きであり、誰でも始めることができる伝道プログラムです。

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