今、注目の自然体験活動!!
平成11年から文部省(当時)の支援を得て発足した「自然体験活動指導者研究会」には、90を超える自然体験活動団体が参加しました。その後平成12年に広く自然体験活動の普及に貢献できる仕組づくりを進めていくために「自然体験活動推進協議会」を設立、平成14年に「特定非営利活動法人・自然体験活動推進協議会」が発足しました。また、平成14年6月に超党派国会議員による「自然体験活動推進議員連盟」も発足しているほど、社会において自然体験活動への注目が集まっています
自然体験活動って?
自然体験活動とは「自然の中での自然についての自然のための体験活動」をいう。主に環境教育、生産体験、野外活動、自然観察、芸術創作活動などがあげられる。
簡単に言うと星を眺めたり、川の水を飲みにいったり、木を観察したり、いろんなかたちで「自然」とふれあうことです。キャンプ、アウトドアスポーツだけでなく、クラフト、自然保護活動など幅広い体験が含まれ、その方法や目的は様々といえる。
体験学習の目的
「体験させることが目的」なのか「体験を通して学ぶ何かが目的」なのか?
体験学習の意義は、例えば「田植え」という体験をしたならば、田植えをしたと同じ時間をつかって振り返ること、咀嚼とか体験を加工化するなどいろいろな言い方があるが、この時間が大切となる。
体験と通して学ぶ何かの「何か」とはなんだろうか? それは例えば、自然とのかかわり方、他者とのかかわり方、自分自身とのかかわり方などをさしている。
野外教育って?
1996年の「青少年の野外教育の充実について」という報告書では、定義ではなく「野外教育の概念」として、「自然の中での組織的、計画的に一定の教育目標を持って行なわれる自然体験活動の総称」として捉え、さらに「なお、自然体験活動とは、自然の中で、自然を活用して行われる各種活動であり具体的には、キャンプ、ハイキング、スキー、カヌーといった野外活動、動植物や星の観察といった自然環境学習活動、自然物を使った工作や自然の中での音楽会といった文化・芸術活動などを含んだ総合的な活動である。従って、野外教育は、自然体験活動を取り扱う教育療育であると位置付けることもできる」
文部科学省は、2002年から開始されている「総合的な学習の時間」に野外活動や野外教育などの体験を通した教育が非常に有効であるのではないかと期待をもっている。また、「社会奉仕活動」や「ボランティア活動」「自然体験活動」といった用語も、近い将来学習指導要領のなかに加えられるようになるのではないかと予想されている。
<参考文献:研究協議「自然体験活動・野外教育とは?」>
PFCやアドベンチャークラブは、今注目されている「自然体験活動」を50年以上前から実施しています。私たちは、「自然体験活動」を行なうだけではなく、神さまが創造された自然などをこどもたちに「体験」を通して、神さまの愛を伝えていく重要な伝道活動のひとつを行なっています。学校教育のみならず、社会的にも「自然体験活動」が注目を集めている中、PFCが培ってきた実績を活かして、こどもたちに福音を届けましょう!