第68日—祈りの課題—2020年6月10日 水曜日

キリストの味

「あなた方は地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。」 （©日本聖書協会）マタイ5:13

「そして、神は神の子らを、塩と呼ばれるのである。神が彼らを神のめぐみにあずかるものとなさって、彼らを、他の人々を救う器にするためであることを、教えようと望まれたのである。――塩は、それを加えた物質とよく混ぜねばならない。保存するためには、塩は浸透しなければならない。そのように人々に福音の救済の力が及ぶのは、個人的な接触と交わりによってである。人々は集団としてではなく、個人として救われるのである。個人的な感化には力がある。わたしたちは、益を与えたいと思う人に近づいて行かなければならない。塩の味はクリスチャンの活力――心にあるイエスの愛、生活に浸透するキリストの義――をあらわす。キリストの愛はひろがり、くい込む性質がある。それがわたしたちのうちに宿る時、他の人々に向かってあふれでるのである。」 『祝福の山』 44～45ページ

瞑想しましょう：
キリストを分かち合う働きはすべてのクリスチャンの責任です。キリストがあなたのために彼が何をなしてくださったか、キリストが道であり、真理であり、生命であることを、あなたの個人的感化力を用いて分かち合うこと、これがすべてのクリスチャンの人生の呼びかけであるべきです。あなたには信仰を持っていない友達や同僚がいますか？　それとも自分を殻に閉じこめて、アドベンチストであることを隠していますか？　一緒に時間を過ごして、あなたを通してキリストの味を味見しているノン・クリスチャンが周囲に一人でもいますか？　今日、あなた自身をキリストが良い地の塩にしてくださるように祈り求めましょう。

賛美の報告：
コロナウィルスのワクチン治験の初期段階において、ワクチンを投与された人々はウィルスに対する抗体を持つことができたことが明らかになりました。抗体を作り上げる人体の免疫システムの力も相まって、この病気に対する治療法確立のステップが進捗しつつあることを神様に感謝します。