セブンスデー・アドベンチスト教会

60日の祈り

-60日の祈り- 12月27日(日) 38日目

霊的ないやし

「主よ、あなたがいやしてくださるなら わたしはいやされます。あなたが救ってくださるなら わたしは救われます。あなたをこそ、わたしはたたえます。」 (エレミヤ17章14節)

「中風の人は、キリストによって霊肉のいやしをうけた。彼は肉体の健康を与えられる前に、心の健康を必要としたのである。肉体の病がいやされる前に、キリストは精神をいやし、罪ある心をお清めにならねばならない。この教訓は見逃してはならない。今日肉体の病気で苦しんでいる人で、ちょうどあの中風の人のように、「あなたの罪はゆるされた」とのみ言葉を切望している者が幾千人もいる。罪の重荷は、不安と満たされない欲望を伴って、病気の根底となっている。そういう人々は、心をいやしてくださる方のところにこなければ助けは得られない。キリストのみが与えてくださることのできる平安は、精神に活力を回復し、体に健康を与えるのである。」 『ミニストリー・オブ・ヒーリング』 52ページ

私たちはしばしば、一番必要なことが「霊的な癒し」だということに気づかないまま、神様に「肉体的な」病気の癒しばかりを求めようとします。霊的な生活に赦されていない罪が残っていることに比べれば、肉体的な病気のほうがはるかに緊急性と痛みを感じるものなのです。しかし勘違いしてはいけないのは、罪が私たちから取り除かれること以上に、重要なことはないということです。「人は、たとえ全世界(身体の健康を含む)を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。」 (マルコ8章36節)

あなたにとって肉体の癒しと、罪から完全に清められること、特にあなたの「お気に入りの罪」を神様に完全に克服していただくこととどちらが重要でしょうか? 霊的に健康であるために、肉体の病気を忍耐しなければならない時に、あなたはそれを受け入れることができるでしょうか? 今日、あなたには霊的な癒しが必要であることを、正直に神様に申し上げましょう。

【祈りの課題】

  1. 世界中の若者が、祈りとみ言葉の学びによってひとつとなる方法が見つかるようにお祈りしましょう。困難な時期も、若者がキリストとつながることで豊かな経験をすることができるようにお祈りしましょう。
  2. 大学生のオンライン授業のためにシステムを整え、苦労の中で援助しておられる保護者のためにお祈りしましょう。
  3. 様々なイベントを行うことができなかった小・中・高校生、大学生のためにお祈りしましょう。彼らが気落ちすることなく、将来に向かう勇気が与えられるように、特別な主のお導きをお祈りしましょう。
  4. この自粛期間に、青年たちを励まし続けている教会員や教師たちの健康、体力、霊性が守られ、主によって導かれるようにお祈りしましょう。

【教団定時総会のために】

  1. 教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
  2. 私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
  3. 私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。

【総会ミニ知識】

日本伝道の沈滞を打破したいという切迫感から機構改革が議論されるようになり、1974年12月の第28回日本連合伝道部会総会で、北海道、東北、関東、中部関西、西日本、沖縄の6教区制とすることが決議されました。

第28回定時総会 会計報告

また、名称が「セブンスデー・アドベンチスト日本連合伝道部会」から「セブンスデー・アドベンチスト教団」への変更が決議され、現在もこの名称が使われています。