セブンスデー・アドベンチスト教会

60日の祈り

-60日の祈り- 12月18日(金) 29日目

私が神のために働くのか、それとも神が私を通して働かれるのか?(1)

「わたしは、キリストと共に十字架につけられています。生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。」 (ガラテヤの信徒への手紙2章19、20節)

私たちは、よいわざのために造られた
オーストリア出身のゾルトという神学生は落胆していました。ケニアで伝道講演会を開くように招かれたのですが、最初の週は30人しか出席しませんでした。彼はもっと集まると期待していたのです。失望した彼は、自分の部屋に入って鍵を閉め、それから4時間祈り続けました。失望をすべて神に打ち明け、自分を完全に委ね、天からの答えを待ちました。不安と疑いはまだ残っていましたが、ゾルトは神が祈りを聞き届けてくださったのを確信しました。その晩の集会には、なんと600人もの人々が集まったのです! その翌日には700人、そして翌々日には1,000人が集まりました。この恵みあふれる伝道講演会で、39名の人々がバプテスマを受けたのでした。

私たちが、神の働きのために何か大きなことを試みようとするときにはいつでも、極めて重要な問いに直面します。それは「私が、自分(人間)の力で神のために働くのだろうか? それとも神が、私を通して全能の力をお表しになるのだろうか?」という問いです。

【神のみことばによって祈る】

人間の能力では、人間的な結果しか達成できません
主よ、モーセが長い間羊飼いをした後であなたに人生を委ねることができたように、私たちの人生をも導いてください。聖霊の力によって生きるときに、あなたが私たちを通して、しるしや不思議を行ってくださることを信じます。あなたが導かれるところに喜んでついて行けるように、私たちを助けてください。

【祈りの課題】

  1. 多くの若者が、聖書の学びに関心を持つことができるようにお祈りしましょう。若者たちの心に大きなリバイバルが起きるように心から願い、お祈りしましょう。
  2. オンライン授業の準備のために苦労している教師たちのためにお祈りしましょう。このテクノロジーを十分に駆使する知恵を、神様が彼らに与えてくださるようにお祈りしましょう。
  3. 落胆の中にある人々のために、愛する者を亡くされた人々のために、また感染症で隔離され、神様の臨在を求めて祈っておられる方々のためにお祈りしましょう。

【教団定時総会のために】

  1. 教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
  2. 私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
  3. 私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。

【総会ミニ知識】

戦時中である1943年5月に、第14回日本連合伝道部会総会が行われました。

教会にとって厳しい状況にありましたが、教会員は1069名、教会26、伝道所14と、伝道は進展していました。けれどもその総会から4か月後の9月20日、治安維持法違反嫌疑で42名の教会指導者たちが検挙され、教会、そして関連機関の働きは止まりました。けれども人目を忍んで安息日礼拝は続けられ、終戦直後、日本連合伝道部会が全国の教会員に教会への復帰を呼びかけたところ、70%の教会員が復籍しました。