-60日の祈り- 12月15日(火) 26日目
イエスを通して従う(1)
「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。」(コリント人への第二の手紙5章17節 口語訳)
信仰への道
イエスが最初の奇跡を行われたのは、カナの婚宴であったことを思い出してください。イエスの母マリアが召使いに言いました。「このかたが、あなたがたに言いつけることは、なんでもして下さい。」(ヨハネによる福音書2章5節 口語訳)この言葉によって、マリアは召使いの心に、イエスに対する信頼を起こさせたのです。主が召使いたちに、水がめに水をいっぱいに入れるように頼んだ時、彼らはイエスの言う通りにしました。そして、イエスは言われたのです。「さあ、それをくんで宴会の世話役のところへ持って行きなさい。」(8節) ここでも彼らはイエスの要求に従いました。その要求が「常識はずれ」だったにもかかわらずです。その結果、彼らは奇跡を目撃することになりました。それぞれの段階を見てみましょう。
- 彼女の指示によって、マリアは召使いの心に「イエスに対する信頼」を起こさせました
- 召使いたちは、イエスが頼んだことを行うことによって、彼に対する信頼を表しました。言い換えるなら、彼らは奇跡が行われるための「準備の道」を開いたことになります
- そして「奇跡は、イエスお一人が行われました」
召使いたちは、水をワインに変える働きをなにもしていません。しかし、彼らがもし準備の道を開かなかったとしたら奇跡は行われたでしょうか? これが、従順な信仰がどのように働くかという良い例です。私たちはイエスを信頼することを選び、私たちの意志をイエスに委ねることで、従順な信仰という道を開くのです。しかし、覚えておかなければならないのは、奇跡を行われるのはイエス一人である、ということです。
【神のみことばによって祈る】
従順は、私たちが神の愛を完全に経験できるようにします
主よ、最善の命をどのように得られるのかを教えてくださり、感謝します。私たちがあなたの戒めと愛を拒むときには、どうぞ赦してください。あなたに完全に信頼し、私たちの心のすべてをあなたに委ねることができるように導いてください。
【祈りの課題】
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神様が教会に聖霊を送って下さるように、また私たちが主のみ旨に沿った祈りをすることができるように祈り求めましょう。
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医療品が不足して、困難のなかにある近隣の病院や医療従事者のためにお祈りしましょう。
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マスクその他の医療装備品をもっと製造するための設備やマンパワーが与えられるようにお祈りしましょう。入院ベッドや人工呼吸器なども必要です。患者が大規模に増えたときにも、収容できる施設が準備できるようにお祈りしましょう。
【教団定時総会のために】
- 教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
- 私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
- 私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。
【総会ミニ知識】
1937年4月に、第10回日本連合伝道部会総会が行われましたが、この頃になると、外国人を交えた集会に対し、当局から疑惑の目が向けられていることを感じざるを得ないようになってきました。
地上王国の滅亡とキリストによって建てられる永遠王国の出現に関する福音文書を出版する末世之福音社に対しても当局の目が光り、1937年4月から社名が極東福音社に、月刊誌『時兆』が『健康と人生』に変更することになりました。