セブンスデー・アドベンチスト教会

60日の祈り

-60日の祈り- 12月14日(月) 25日目

神の約束に基づいて祈る(3)

「このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。」 (ルカによる福音書11章13節)

ヨハネの手紙1・5章15節には次のように書いてあります。「わたしたちは、願い事は何でも聞き入れてくださるということが分かるなら、神に願ったことは既にかなえられていることも分かります。」

この言葉はどのような意味でしょうか。神様の御心に沿って祈ったことは、それが神様のみ前に差し出された瞬間にすでに 答えられているということです。しかし多くの場合、感情においては何一つ気づくことはありません。私たちの祈りは感情によってではなく、信仰によって答えられるからです。感情は後からついてくるものなのです。

タバコ/アルコールの中毒と闘っておられる方と祈っている間に学んだことがあります。ニコチンやアルコールから自由になれるようにと祈り求めた瞬間は、何の変化にも気づきません。答えは信仰によって得るものだからです。しかし数時間経つと、不思議なことにタバコやアルコールが欲しいと思わなくなっているのです。このとき、祈りに対する答えを 実際に受け取ったことになるのです。

エレン・G・ホワイトも、約束に基づいて祈ることについて洞察を与えています。「彼らが神のみ名の栄えをあらわすために、神に最高の要求をするときに神はよろこばれる。神の約束に対して信仰を持つときに、大きなことを期待できるのである。」 (『各時代の希望』下巻150ページ)「聖霊を求めなさい。神は、そのすべてのお約束を保証しておられる。聖書を手に持って、わたしは、あなたのおっしゃったとおりにいたしました。『求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう』(マタイ7:7)とあなたはお約束なさいました、と言いなさい。」(『キリストの実物教訓』 126ページ)

イエスは次のように約束なさいました。「だから、言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになる。」 (マルコによる福音書11章24節)あなたは、毎日主の約束に基づいて祈っていますか? 私たちが主の御名により、主の御心に従って祈るなら、全天が動かされるのです!

【神のみことばによって祈る】

主は、私たちが御霊で満たされるようにと招いておられます
「御霊で満たされなさい」あるいは「繰り返し、いつでも、御霊で満たされなさい」 (エフェソの信徒への手紙5章18節の別の訳)

主よ、繰り返し、いつでも、聖霊に満たされるように祈り続けることを教えてください。愚かな乙女たちのように、御霊が欠けている状態にはなりたくありません。あなたの御言葉の知恵によって、私たちを満たしてください。

【祈りの課題】

  1. 人口が集中している国々で、神様がウィルス感染拡大をとどめてくださるようにお祈りしましょう。
  2. 医療研究者による新型コロナウィルスに効くワクチン薬が一日も早く開発されるようにお祈りしましょう。
  3. 貧困のために学校の給食に頼っていた家庭の子どもたちに、日々の食物が備えられるようにお祈りしましょう。
  4. 私たちが神様のみ言葉をさらに深く学び、周囲の人々にもみ言葉を分かち合うことができるようにお祈りしましょう。

【教団定時総会のために】

  1. 教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
  2. 私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
  3. 私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。

【総会ミニ知識】

1927年6月に行われた第5回日本連合伝道部会総会では、福音事業の右腕といわれる医療伝道のための本拠地として、衛生病院の設立が決議され、翌年3月に建築が始まりました。三育学院の教師、学生が主としてこの建築に携わり、1929年5月1日に開院式を行い、20床の病院がその働きを始めました。昨年、創立90周年を迎え、東京衛生アドベンチスト病院として今もなお伝道の右の手として重要な働きがなされています。