セブンスデー・アドベンチスト教会

60日の祈り

-60日の祈り- 12月13日(日) 24日目

神の約束に基づいて祈る(2)

「このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。」 (ルカによる福音書11章13節)

実践してみましょう
約束に基づいて祈る、とはどのような意味でしょうか? 聖書の中にある約束または掟を選んで、そのままその言葉どおりに神に祈るのです。私たちは、主が約束のとおりにしてくださると信頼するのです。主に私たちの祈りを導いていただき、主のみ言葉を通して語ってくださるようにお願いするのです。もし私たちが疑うなら ―誰でも、そうなることがあります― 自分の心を神の約束に向け、神が保証してくださる言葉によって、神の約束を訴えるのです。

私たちが自分の心と祈りをみ言葉の約束で満たすとき、私たちの信仰は強められ、これまで経験したことがないほどに、神の思いを知るようになります。エレン・G・ホワイトは次のように書いています。「御言葉から、神の約束を消すことは、空から太陽を消すようなものです。・・・神は、私たちを信仰に導くために、彼の御言葉の中に約束を置かれました。これらの約束の中で、神は、永遠の幕を開け放つのです。」 (『今日を生きる』 338ページ 英文)

聖書は、祈りのための明確なガイドを与えています。まず第一に、あなたの要求を「イエスの名」によって申し上げるように教えられています。「わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」 (ヨハネによる福音書14章14節)神は、神の御心にかなった祈りにはお答えくださるという約束も与えておられます。「何事でも神の御心に適うことをわたしたちが願うなら、神は聞き入れてくださる。これが神に対するわたしたちの確信です。」(ヨハネの手紙1・5章14節)

神は、御心を聖書の掟と約束の中に啓示しておられます。ですから私たちは、主が約束したとおりにしてくださると信頼することができるのです。

【神のみことばによって祈る】

主よ、私たちはあなたが求める者に、あなたを信じる者に、そしてあなたに従う者に聖霊を与えてくださるというお約束を読みました。これは私たちの願いです。自分ではできないので、あなたが私の生活の中で実現してください。あなたが私たちの心に愛を注いでくださることを感謝します。

【祈りの課題】

  1. どん底にいる人、最愛の人を亡くした人、神様の存在を感じられないほどの悲しみの中にある人々のためにお祈りしましょう。
  2. 世界中の教会員が、愛と奉仕の精神をもって人々のために献身できるようにお祈りしましょう。多く持つ者が、持っていない者と資源を共有できるようにお祈りしましょう。
  3. 世界中の教会員が、それぞれの違いを乗り越えてクリスチャンとして一つとなり、後の雨を求めることができるようにお祈りしましょう。

【教団定時総会のために】

  1. 教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
  2. 私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
  3. 私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。

【総会ミニ知識】

「教育機関設立のため、総会出席者から5万円の献金を」という訴えに対し、ある人からの「財産を売り払って2万円をささげる」との申し出が、連合伝道部会会計から発表されました。そのことをきっかけに出席者は次から次へと献金を約束し、第1次世界大戦後の大不況にありながら、目標をはるかに上回る6万7千円がささげられました。この献金により、3年後の1926年に千葉県楢葉に日本三育学院が開校されました。現在の教団総会において特定の献金はしていませんが、主のために献身する機会であることを覚えたいと思います。