セブンスデー・アドベンチスト教会

60日の祈り

-60日の祈り- 12月10日(木) 21日目

私たちの格闘に対する神の解決(3)

「わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」(ルカによる福音書9章23節)

なぜ私たちは、毎日、イエスに自分を委ねるべきなのか?
弟子としての犠牲的な性質について、弟子たちがよく理解できるように、イエスは次のようにお語りになりました。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」(ルカによる福音書9章23節)自己を否定するとは、毎日、自分の生活をイエスの支配に委ねるという意味です。使徒パウロは、このことを次のように説明しました。「わたしは日々死んでいます。」(コリントの信徒への手紙1・15章31節)

「わたしは弱いときにこそ強い」ということが理解できずに、人間である私たちは、委ねることに強く抵抗します。(コリントの信徒への手紙2・12章10節)私たちは、生まれたときに肉体的な命を受けましたが、健康を維持するために、毎日食事を摂っています。同様に、生まれ変わったときに霊的な命を受け取りましたが、霊的な食物は毎日必要なのです。食べなければ死んでしまうからです。食物を摂らなくても済むように、あらかじめ翌日の分もキリストに委ねる、などということはできません。エレン・G・ホワイトは次のように著しました。「回心の時の献身が完全であっても、日々、新たにされるのでなければ、それは私たちに何の効力も与えない。」 (『父なる神の配慮』 144ページ 英文)

どのように始めるか?
日々聖霊を受け、イエスに委ねるための最善で唯一の方法は、毎日神との個人的な礼拝を持つことです。私たちが毎朝、神を選んで一日をスタートしないならば、私たちの計画と約束はまるで「砂で作ったロープ」(『キリストへの道 改訂第3版文庫判』 65ページ)のようです。今日、自分の最もよい時間をキリストと一緒に過ごすために聖別する決心がありますか? 「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」(マタイによる福音書6章33節)

【神のみことばによって祈る】

毎日、最善の関係の中で生きましょう
主よ、すべてにおいてあなたを第一にすることを教えてください。毎朝、あなたとどのように一日を始めたらよいかを私に教えてください。

【祈りの課題】

  1. COVID-19のパンデミックの影響を大きく受け、愛する故郷や家族とも離れ離れになっている世界中の学生ミッショナリーのために、彼らが勇気を失うことがないように特別にお祈りしましょう。
  2. この時期に解雇通告を受けたり、職を失うことで家賃や光熱費の支払いに窮している人々、食料を買うことのできない人々のために、サポートが与えられるように引き続きお祈りしましょう。
  3. コロナウィルスによって愛する家族を失ったイタリア、フランス、スペイン、ドイツ、そのほかのヨーロッパの国々の教会員のために、彼らの心に特別な癒しが与えられ、前進する力が与えられるようにお祈りしましょう。

【教団定時総会のために】

  1. 教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
  2. 私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
  3. 私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。

【総会ミニ知識】

1919年4月にアジア支部常務委員会が行われ、1917年4月のアジア支部総会で決議された年会(カンファレンス)のうち、オーストラリア以外は、全面的に伝道部会(ミッション)に戻すことになりました。
このことにより、日本、朝鮮、満州による東亜連合年会は解体され、日本は連合伝道部会を組織することになりました。
連合年会はわずか2年で消滅しましたが、65年後の1984年に日本として連合年会(ユニオン・カンファレンス)になりました。