セブンスデー・アドベンチスト教会

60日の祈り

-60日の祈り- 12月7日(月) 18日目

霊的な人、肉的な人 ― 違いはどこにあるのか?(3)

「得られないのは、願い求めないからで、願い求めても、与えられないのは、自分の楽しみのために使おうと、間違った動機で願い求めるからです。」(ヤコブの手紙4章2下句、3節)

肉的な人は教会の中にいる
パウロが肉的な人に対して「兄弟たち」と話しかけているのは、教会員に対して話しかけているからです。パウロは彼らに「霊の人に対するように」語ることができませんでした。つまり、聖霊に満たされていないか、満たされていたとしてもその満たしが不十分なのです。そこで乳飲み子である人々に対するように話さなければなりませんでした。つまり、信仰において成長が十分ではないのです。

聖書について多くの知識を持っていたとしても、霊的に成長していないこともあるのです。教会に長年通い続けている人も、肉的な教会員でありつづけることは可能なのです。霊的な成長というのは、キリストに完全に献身し、聖霊の導きの内に自分の生活を置くことで初めて起こることです。多くの肉的クリスチャンたちは、彼らの霊的生活の中で、不満、失望、目的の欠如を感じています。彼らの幾人かは、無感動のうちに言います。「私たちはただの罪人です。でも、それについて何もすることができません」と。

ほかにも、肉的なクリスチャンには熱狂的な人がいて、聖書の真理の知識を喜びと感じています。とても積極的に活動し、地方教会ではリーダーの役割を果たし、人の上に立つ立場の人もいます。神様のために忙しく奉仕をしている人もいるでしょう。
「かの日には、大勢の者が私に、『主よ、主よ、わたしたちは御名によって預言し、御名によって悪霊を追い出し、御名によって奇跡をいろいろ行ったではありませんか』と言うであろう。そのとき、わたしはきっぱりとこう言おう。『あなたたちのことは全然知らない。不法を働く者ども、わたしから離れ去れ』。」(マタイによる福音書7章22、23節)

何が問題なのでしょう? 彼らは、イエスとの個人的な関係と、聖霊との生きたつながりを持っていなかったのです。あなたが今、自分が肉的なクリスチャンだと気づいたなら、元気を出してください! たった今、あなたの内に新しい命が始まろうとしているのです。

【神のみことばによって祈る】

多くの肉的クリスチャンたちは、無意識のままこの状況の中にいますが、あなたはより深い信仰の経験を求めて祈っています。イエスは、「あなたがたの喜びが満たされる」ようになることを願っておられ(ヨハネ15章11節)、永遠の命という堅固な希望の中で憩うように、あなたを招いておられます。

【祈りの課題】

1、教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
2、私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
3、私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。

【総会ミニ知識】

来年の教団総会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国22会場をつなぐオンラインでの開催になります。
今日は、第2回となるオンラインのリハーサルが予定され、映像、音声が滞りなく送受信できるか確認を行います。
教団理事会は、5月、7月、9月、11月とオンラインで開催しており、大きな支障はありませんでしたが、総会当日も大きな問題なくオンラインでの会議ができますよう、お祈りください。