-60日の祈り- 12月4日(金) 15日目
霊的な人、肉的な人 ― 違いはどこにあるのか?(1)
「しかし、わたしたちはキリストの思いを抱いています。」(コリントの信徒への手紙1・2章16節)
霊的クリスチャンか、肉的クリスチャンかを定義する前に、私たちは「罪人」と「罪のない人」について語っているのではない、ということを覚える必要があります。すべての人は、霊的であれ肉的であれ、同じように救い主を必要としている罪人です。私たちの義は、ただ主から来るものです。あなたが一方のグループに属するか、あるいは別のグループに属するかの基準は、聖霊と私たちの個人的な関係によるものです。神は、私たちが天とつながりつづける限り、聖霊との関係が断たれることがないように制定されました。(マタイによる福音書12章32節)
エレン・G・ホワイトは、次のように説明しています。「聖霊の働きをこばむ者は、悔い改めと信仰のとどかないところにわが身をおいているのである。神が心に働かれるのは、みたまによってである。」(『各時代の希望』 中巻 38ページ)
次のことを正しく理解することは価値のあることです。霊的なクリスチャンか、肉的なクリスチャンかを吟味する対象人物は、自分ただ一人であるということです。神は、人の心を造り変えることがおできになるので、私たちが周りの教会員にレッテルを貼るのは間違いです。もし、主があなたの心の中に啓示された「あなた自身の本当の姿」を見てすっかり失望したなら、そのときこそ、主があなたを造り変えてくださる時なのだということを覚えてください!
【神のみことばによって祈る】
私たちは今、肉的なクリスチャンですが、それでも希望があります
主よ、この聖句の中に「相変わらず」という言葉が含まれていることを感謝します。なぜなら、この言葉は現状に留まり続ける必要はないということを私たちに思い起こさせてくれるからです。私は今日、あなたに造り変えていただきたいと望みます。私たちが聖霊の中で生きるときに、ねたみや争い、分裂は消滅していくとのお約束に感謝します。
【祈りの課題】
1、神様が詩篇91の約束通り、ご自分の民の周りに防御壁を築き、コロナウイルス感染から守ってくださるようお祈りしましょう。
2、この世界的危機が、教会の歴史にとって転機となり、人々の目が開かれて、イエス・キリストの再臨が近いことを知ることができるようにお祈りしましょう。
3、大都会において狭い部屋に閉じ込められている人々が健康を保ち、ほかの人々とも友好な関係を続けられるようにお祈りしましょう。特に外出を制限されている子どもたちのためにお祈りしましょう。
4、世界中の教会のリーダーが数々の決断に迫られています。この困難なときに、神様の知恵が与えられますようにお祈りしましょう。
5、わたしたちの国の政府、指導者たちのためにお祈りしましょう。国を率いるリーダーたち、政治家たちが、困難の中にあって純粋に神様を求めることができるようにお祈りしましょう。
【総会ミニ知識】
1915年3月に行われた第5回日本ミッション総会が、東京の天沼で行われ、A.G.ダニエルス世界総会総理も出席されました。
それまで、確定した教会の本拠地はありませんでしたが、この総会において、本部、福音社、伝道学校校舎の献堂式が行われました。
その後、教会の本部は、1952年に原宿へ、1966年に横浜へ移転し、現在に至ります。
横浜では50年以上経過した事務所を新築する工事が全国の教会、教会員の支援を得て、11月に始まりました。皆様からのご支援に心から感謝申し上げます。