-60日の祈り- 11月30日(月) 11日目
委ねることが鍵(3)
「神によって生まれた者はだれも罪の中に生きないことを、私たちは知っています。神から生まれた方が彼を守っていてくださるので、悪い者は彼に触れることができないのです。」(ヨハネの手紙1・5章18節 新改訳)
罪に支配される人生は、私たちが想像する自由とはほど遠いものです。「神に献身しようとしない魂はみな、別の権力の支配下にある。彼は彼自身のものではない。彼は自由を口にするかも知れないが、最もあわれむべき奴隷状態にある。彼の心はサタンの支配下にあるので、真理の美しさを見ることがゆるされない。彼は、自分自身の判断の命令に従っているとうぬぼれているが、実は暗黒の君の意思に従っているのである。キリストは、魂を罪の奴隷の束縛から切り離すためにこられた。」 (『各時代の希望』 中巻 255ページ)
キリストに委ねることによって、失うものは何でしょうか? 主は、私たちを支配する絶対的な権力から、私たちを解放することがおできになります。それは妬み、恨み、争い、貪欲、依存、怒り、誇り、うぬぼれ、落胆、劣等感などです。覚えてください。すべての人間は、いつも自分自身の中にある罪と戦っているのです。罪に支配されている「あなた」が、あなたにとって一番の敵となっているのです。「魂がキリストに屈服する時に行われる変化の中に、最高の意味の自由がある」(同上)
陶器職人の手で粘土が練られるときに、最高の器を造り上げる事ができます。同じように、私たちも自らを神の手に委ねなければならないのです。「いっさいの能力を神に従わせる時、人生の問題は非常に単純になります。生まれつきの心の情欲との限りない戦いは下火となり、終息してしまいます。」(『希望への光-クリスチャン生活編』 348ページ)
私たちが神に委ねるときに、人生は持続する喜びに満ちたものになります。「キリストをみことば通りに信じ、自分の魂をキリストの守りに委ね、その生活をキリストの命令に従わせる者には、平安とおだやかさがある。イエスがそのご臨在によって彼らをよろこばせてくださる時、この世のどんなものも彼らを悲しませることができない。ただ黙々として従うことに完全な休みがある」 (『各時代の希望』 中巻 53ページ)。
主は今日、あなたをこの完全な平安へと招いておられるのです。
【神のみことばによって祈る】
私たちを、悪い者からお守りください
主よ、あなたに委ねるなら、悪しき者から守ってくださるという約束に感謝します。私たちを、完全な喜びにあふれるあなたの道へと導いてください。
【祈りの課題】
1、祝福を具体的に感謝し、神様の憐れみのゆえに讃美をささげましょう。
2、個人的な告白に時間を取り、神様の赦しに感謝をささげましょう。
3、教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
4、私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
5、私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。
6、教会員、家族、隣人の必要に心を向けて祈りましょう。
7、神様のみ声を聞くために、静かな場所で聖別した時間を過ごしましょう。
【総会ミニ知識】
1907年の第1回日本ミッション総会では、大河平輝彦先生、国谷秀先生への牧師按手礼式が行われました。
最近の教団総会でも牧師按手礼式が行われています。すでに按手礼を受けている信任状牧師が壇上にあがり、按手に加わる式は、総会ならではの光景です。来年の教団総会では、オンライン開催ということもり、牧師按手礼式はありません。