-60日の祈り- 11月27日(金) 8日目
委ねることが鍵(1)
「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。」(ローマの信徒への手紙12章1節)
私の旅
私の親しい友人である一人の牧師が41歳で突然この世を去ったとき、36歳のビジネスマンだった私の心に、ある思いが投げかけられました。神がもし、私を牧師として召してくださると言ったら、いったいどうするだろう? それは、これまで一度も考えたことのない思いでした。私は一週間、苦い思いで神と交渉しながら格闘しました。朝も、昼も、真夜中も…。他の方法なら、なんでも従います、と私は幾度も説明しました。しかし主は、私の反論をまるで聞いておられないようでした。神と議論するのをやめてベッドサイドにひざまずくと、静かな声が私の耳に語りかけました。神は、あなたを愛しておられる! 私の思いは定まりました。そうだ、この言葉を信じよう。
数分が過ぎて、私はただ神の愛に信頼し、自分自身を完全に主に委ねようと決心しました。すると不思議と心が平安に満たされたのです。一年半後、主は本当に私を牧師として召されました。長い期間が過ぎても、私は主に感謝しています。恐れていた思いとはまったく逆の方法で、主は限りない愛と知恵を私に示してくださいました。あのときに神に委ねたことが、私の生涯に大きな祝福をもたらしたのだと、私は今でも信じています。主は私を最高の道へと導いてくださったのです。
【神のみことばによって祈る】
私たちを、あなたの愛の道具にしてください
「また、あなたがたの五体を不義のための道具として罪に任せてはなりません。かえって、自分自身を死者の中から生き返った者として神に献げ、また、五体を義のための道具として神に献げなさい。」 (ローマの信徒への手紙6章13節)
主よ、私たちは、自分のすべてをあなたにささげたいです。あなたのご栄光のために、私をあなたの道具として用いてください。
【祈りの課題】
1、祝福を具体的に感謝し、神様の憐れみのゆえに讃美をささげましょう。
2、個人的な告白に時間を取り、神様の赦しに感謝をささげましょう。
3、教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
4、私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
5、私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。
6、教会員、家族、隣人の必要に心を向けて祈りましょう。
7、神様のみ声を聞くために、静かな場所で聖別した時間を過ごしましょう。
【総会ミニ知識】
1907年の第1回日本ミッション総会で、いくつか重要なことが決議されましたが、教会の名称として「第七日安息日基督再臨教会」が定められました。現在は、「セブンスデー・アドベンチスト教会」であり、カタカナになっていますが、意味していることは変わりません。第七日安息日は、この世界が神によって創造された私たちの原点を表し、基督再臨は、間もなくイエス・キリストが再臨される私たちの希望を示しています。