セブンスデー・アドベンチスト教会

60日の祈り

-60日の祈り- 11月26日(木) 7日目

贈り物を受け取る(3)

「イエスは言われた。『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』……第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい』。」(マタイによる福音書22章37、39節)

なぜ、神の愛を理解することがそれほど重要なのか?
この物語の中に、私たちは救いの物語のすべてを見ることができます。罪人の改心と告白、首を長くして待っておられる天の父、そして私たちが父のもとに帰るときの喜ばしい歓迎。神は私たちを無条件で愛しておられるのです。私たちも、息子が父のもとに帰ったように、天の父のもとに帰らなければなりません。神の愛は、どんな問題も凌駕するのです。主はあなたがたとえどんな問題を抱えていたとしても、必ずあなたを迎え入れてくださるのです。

帰ってきた息子が自分の隣にいるときに、父は愛情のすべてを注ぐことができました。息子もまた、父が提供するすべてを受け取ることができたのでした。彼らの深い関係を妨げるものはなにひとつなく、息子は彼のそばから二度と離れようとしませんでした。父親の完全な憐れみを経験したからです。

さて、質問に戻りましょう。神の完全で豊かな愛を、どのようにしたら経験できるのでしょうか? それは聖霊の力によって、日々完全にキリストに委ねて生きることによってです。神の愛が私たちの内側に満ちる時、私たちは他人に対して、神の愛の管となることができるのです。与えれば与えるほど、私たちは神から受け取るのです。エレン・G・ホワイトは、言いました。「あなたがたは、使徒たちの時代に信徒の群を一致させた愛によるバプテスマを日毎に受ける必要がある」と。(『教会への勧告』下巻151ページ)

なぜ、神の愛を理解することがそれほど重要なのでしょうか?
「人々がキリストを愛したり、信仰の目で十字架を見ることができるようになる前に、キリストの品性が理解されねばならないことを、パウロは知っていた。永遠にわたって、あがなわれた者の科学となり歌となる学びは、ここで始まらねばならない。」(『患難から栄光へ』 上巻 294ページ)

【神のみことばによって祈る】

父よ、聖霊の完全な力によって私を強めてください
信仰を通してキリストが私の内にお住まいになり、私を導き、愛に根差した生活をすることができますように。この願いはあなたのみ旨にかなうものでありますから、必ず聞き届けてくださることを感謝します。

【祈りの課題】

1、祝福を具体的に感謝し、神様の憐れみのゆえに讃美をささげましょう。
2、個人的な告白に時間を取り、神様の赦しに感謝をささげましょう。
3、教団定時総会のために。神様のご計画が表されるように祈りましょう。
4、私のチャレンジと決心に、神様が知恵を与えてくださるように祈りましょう。
5、私たちの教会、地域の教会、世界中の教会の働きを神様が祝福してくださるように祈りましょう。
6、教会員、家族、隣人の必要に心を向けて祈りましょう。
7、神様のみ声を聞くために、静かな場所で聖別した時間を過ごしましょう。

【総会ミニ知識】


1907年の第1回日本ミッション総会は、午前中に2時間会議が行われ、その他は、世界総会巡回牧師による聖書研究、祈祷会が行われました。梶山積著『使命に燃えて』では、「最初の総会ゆえ、不備、不調の点は多かったが、各集会とも霊感に満ちたもので、以後、総会においてはリバイバルを経験することが、必然的なものとなり、信徒の歓喜と期待は大きかった」(80ページ)と記されています。
現在の総会では、大半の時間は議事に費やされますが、礼拝や伝道報告によりリバイバルを経験することを受け継いでいきたいものです。