見えるものの向こう側を見る
イエスは彼に言われた、「あなたはわたしを見たので信じたのか。見ないで信ずる者は、さいわいである」。(©日本聖書協会)ヨハネ20:29
「しばしばクリスチャンの生活は、危険に包囲されて使命を全うするのが困難に思われるときがあります。心の中で、目前に迫る破滅と、背後に迫る束縛と死を思い描くこともあります。しかし神の声は『前進せよ』と明確に告げます。たとい暗闇の中で光を見ることができなくても、私たちは神様の命令に従うべきです。私たちの前進をはばむ障害物は、躊躇したり疑っている間は取り除かれません。不安がなくなるまで、失敗や敗北の危険がなくなるまで待とうとする者は、決して服従することはできないのです。信仰は困難の向こう側を見て、見えないものを先取りすることです。ですから、目に見えるものに惑わされる必要はありません。信仰とは、危機の中でもキリストの手を常に握り締めることなのです。」『福音宣教者』262ページ
瞑想しましょう
目に見えるものを信じることは簡単ですが、見えないものについてはどうでしょうか? 私たちはどうすれば、結果が見えないときにも神様のみ言葉に信頼する信仰を持つことができるでしょうか? 信仰は「賜物」とも呼ばれます。私たちはこの驚くばかりの賜物をどこから得ることができるでしょうか? (エペソ2:8、使徒行伝3:16を読んでください。)
賛美の報告
パプアニューギニアでは、2020年5月にアドベンチストの全教会員が参加する大規模集会を計画していましたが、パンデミックのために渡航禁止令が出され、外国の伝道者、牧師、メッセンジャーの入国ができなくなりました。しかしパプアニューギニアの教会員は、昨年のうちに何万という聖書研究会を設立し、牧師や働き人たちは幾千という地域集会を開始していました。彼らは、コロナウィルスが収束した後で、大伝道集会を行う計画を実行に移そうとしています。私たちの敵がどれほど福音宣教のじゃまをしようとも、神様はもっと素晴らしい祝福に変えてくださるのです。
- パプアニューギニアの人々の上に、神様の守りが豊かにありますように。コロナウィルスと戦っているパプアニューギニアの政府、医療従事者の上に神様の導きがありますようにお祈りしましょう。
- パプアニューギニアの教会員が計画している大伝道集会において、最初の計画よりもさらに多くの収穫があるようにお祈りしましょう。また計画を進めるときに、民族間の争いが起きないようにお祈りしましょう。
- 世界中で牢に捕らえられている信者のために祈りましょう。危機の中でも、彼らが獄中の人々の前で良い証しをたてる力が与えられるようにお祈りしましょう。
- スウェーデンのジョンコピングの小さなパン工場と伝道センターのためにお祈りしましょう。多くの人々にこの働きが認知されるように、そして人々がイエス・キリストを救い主として受け入れることができるようにお祈りしましょう。
- スウェーデン中の、高齢者ばかりの地方教会のためにお祈りしましょう。神様がスカンジナビアの教会に若者たちを導いてくださるように。またコロナウィルスの猛威の中でも、この小さな群れを特別に守ってくださるようにお祈りしましょう。
100日の祈り