セブンスデー・アドベンチスト教会

以前より多くの人が教会に集まっています

以前より多くの人が教会に集まっています

以前より多くの人が教会に集まっています

ウクライナの教会は、教会員と地域の人々を祝福するために忙しくしています

~アドベンチストニュースネットワーク 4月10日配信より~

2月下旬以降、ウクライナへの悲劇的な攻撃により、380万人の難民が国を離れ、さらに650万人が国内で避難民になっています。公式な発表によると、これは第2次世界大戦以降、ヨーロッパにおける最大の難民危機です。

戦車や大砲が家屋や民間人、インフラなどあらゆるものを破壊する中、教会も黙って祈るしかないと思うのも無理はないでしょう。実際、信者は世界中で祈っています。しかし、ウクライナのセブンスデー・アドベンチスト教会は、黙っていることも怠惰になることもありません。

ウクライナ教団のスタニスラフ・ノソフ総理は、この危機が思いもかけない機会をもたらしていることに気がついています。ノルウェー教団の指導者たちとのメールのやり取りにより、ノソフ氏は、言いようのない苦しみにもかかわらず、教会は多くの人に祝福を与えていることを強調しました。

戦争と教会員

ホープメディアグループ代表兼ウクライナ教団広報宗教自由部長を務めるマクシム・クルプスカイ氏は、戦争の影響を強調しました。「正確な数字は知りませんが、教会員の30%以上が避難民や難民だと思われます」
教会員43,307人に対して、約13,000人のウクライナ人アドベンチストが家を失ったり、家を放棄することを余儀なくされています。

「現時点では、教会員の犠牲者数について確認することはできませんが、マリウポリの2人の姉妹が水を探しに地下室から出てきたとき、爆撃で悲劇的に亡くなったことを知っています」と教会指導者は報告しています。

「敵対行為のない地域に住んでいる人々は、非常によく管理している」とノソフ氏は述べます。しかし、占領された地域での状況は全く異なります。「教会員たちは、食料も水も不足し、暖を取ることもできず、人道的な危機にあります」

破壊された教会もありますが、被害のない教会は、家のない人たちの避難所として利用されています。ウクライナの教会に属する40の学校は現在すべて閉鎖され、授業はオンラインで行われています。ウクライナ・アドベンチスト高等教育センター(UACHE)は最小限の被害で、現在閉鎖されています。学生や教職員は避難しています。「この地域は占領されており、活発な戦闘が行われています。キャンパス内の現状について、私たちは何も情報を持っていません」とクルプスカイ氏は報告します。

「この先どうなるかはわかりません。すべては神のみ手の中にあります。しかし、私たちは神の手が私たちを祝福し、希望の根拠を与えてくださっていることを知っています」とノソフ氏は語ります。

地域社会への奉仕

この危機的状況の中、教会は教会員と地域の人々を祝福することに忙しくしています。「牧師や指導者たちは、戦闘地域から人々を避難させる手助けをし、避難所、医薬品、食料、情報を提供し、祈りの支援を行っています」とノソフ氏は報告します。

クルプスカイ氏は、彼らの新しい奉仕活動のルーティーンを説明しました。「私たちのパートナーや友人たちは、西部の地域に援助物資を運んでいます。そこから牧師たちが小さな車列で戦闘の激しい地域に援助を運び、帰路はその地域から人々を避難させるのです」

さらに、ホープチャンネル・ウクライナとADRAルーマニアの連携により、国内避難民に衛生用品、食料、水、衣類、医薬品の供給が行われています。

このような状況の中で、教会員の勇気と回復力には目を見張るものがあります。「牧師の一人、ミハイロ・プロダニク氏はキーウの北に位置するチェルニーヒフ出身で、戦闘が盛んに行われている地域です。家族と一緒にいた教会に爆弾が落ちたとき、彼は神に救われました。その後、彼は人々を助けるために、大きな危険を冒して戻ってきました。

爆風の中の希望

「死と破壊の暗闇の中で、人々は神を求めています。なぜ神はこのような戦争を許したのかと問うのではなく、神とのつながりを求めているのです」とノソフ氏は強調します。意外なことに、教会の出席者は増加傾向にあります。「以前より多くの人が教会に集まっています。被害を受けていない教会は通常通り運営されており、増え続ける信徒に安息日学校や礼拝を提供しています」

「ホープチャンネル・ウクライナは毎週月曜日から金曜日の11:00と18:00、土曜日の11:00、日曜日の18:00にライブ放送を行い、困難にもかかわらず前進しています」とクルプスカイ氏。避難のため、テレビスタジオは2つしか使えませんが、アドベンチスト・ラジオと同様に運営されており、増え続ける国民からの祈りのリクエストを受け入れています。「教会は戦争が始まってから8回のバプテスマ式を行い、30人以上にバプテスマを授けました」とノソフ氏は悲劇の中での神の憐れみに感謝しています。

写真提供:ウクライナ教団(3月19日ウクライナ国内におけるバプテスマ式)

(初出:ノルウェー教団ニュース)
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