主の聖名を賛美いたします。
東京特別開拓伝道の宣教師夫人から伯父様である中央ウクライナ教区長が紹介され、3月29日(火)にオンラインで現地の様子を聞く機会が与えられました。そこで得られました現地の様子についてお知らせします。
教団では、世界総会経由で中央ウクライナ教区にも支援献金をお届けしています。引き続き、3月の混載便でお送りしましたウクライナ教会支援献金についてアピールしていただけますようお願い申し上げます。
中央ウクライナ教区長による現地の状況
昨日(28日)、侵攻後、初めての牧師会を開催し、対面、オンライン併用のハイブリッド方式で牧師と交流することができました。教区内には、52名の牧師、102の教会があります。半数の教会は、完全に破壊されるか、激しい攻撃を受け、厳しい状況にあります。教区はロシアとベラルーシの国境に面しており、最もひどい攻撃を受けている地域の一つです。
侵攻から1か月が経ち、国外に避難した人がいると同時に、この地を離れることができない人もいます。私たちは、そのような人たちを支援しています。着の身着のまま避難してきた人たちに与えるため今朝は服を買いに出かけていました。これが、今、私たちがしていることです。アドラも熱心に活動しています。
牧師たちは人道支援に携わっていますが、この2か月で、1か月分に満たない給与しか支給できていません。しかしガソリン代などの物価は2~3倍に上昇しています。
心配することはたくさんありますが、神が守ってくださっていることも真実であると証しすることができます。攻撃を受けていたある町からは、150名が脱出することができました。長老の奥さんが証ししてくれたことですが、キッチンでお茶を入れようとしたちょうどその時、攻撃が起こりました。キッチンは破壊されましたが、部屋の奥に逃れた彼女たちは助かることができました。
けれども家を失い、ケガをした人や、少なくとも2名亡くなられた教会員がいます。
ウクライナのアドベンチスト大学では、侵攻後すぐに学生は避難しました。しかしこの地域は、ロシアの支配下にありますので、現在の状況はわかりません。
教会や学校では、毛布や寝袋を用意し、避難民が夜、眠る場所として使われています。
道路事情が良くないので、自動車は壊れてしまい、ミニバンが必要とされています。ポーランドの教会員たちから、20台のミニバンがウクライナに提供されました。私たちの教区では、そのうち2台を受け取りました。また、停電のため発電機やポータブル電源が必要とされています。
このような時にあっても神は守ってくださり、平安を与えてくださっていることを確信しています。神に栄光を帰します。
神の祝福が皆さんにありますように。今は言葉が分かりませんが、将来、共に席に着き、今起こっていることについて直接語ることが出来ると確信しています。
今までの支援を心より感謝します。
写真:下・真ん中が、中央ウクライナ教区長