他のキリスト教会や宗教団体と我々との関係で、誤解あるいは摩擦を引き起こすことを避けるために、このガイドラインは定められました。
- 我々は、世界伝道という神のご計画のために人々に対してキリストを掲げる機関・団体を認め、その中にあって人々をキリストに導く働きに従事しているクリスチャン男性、および女性を高い敬意を払います。
- 国際的な働きにおいて、我々が他のキリスト教会や宗教団体と関わるとき、常にクリスチャンとしての丁重さ、率直さ、そして公正の精神を示します。
- 我々は、真の宗教は誠実さと信念に根ざしていると認識します。したがって、一切の利己的な目的や一時的な利益によって人々を我々の交わりに招き入れることなく、ただ信仰と確信のみが人々をキリストとの正しい関係に導き、我々の交わりにとどめるものであることを常に理解します。もし教会員の確信に変化が生じ、もはやセブンスデー・アドベンチストの信仰と活動に協調できないと感じたときには、我々はその教会員をなんら非難することなく、自身の確信と一致する宗教団体に移る権利を認めるのみならず、そのようにすべきであることを認めます。我々は他の宗教団体も、同様に宗教自由の精神をもって対応することを望みます。
- 他宗派の会員を教会員として受け入れる前に、志願者が確かに自分自身の信仰信念から、また個人的な神との関係によって所属する宗教団体を変更したいと考えたのかについて確認することにおいて注意を払います。
- 他の宗派において、明らかにクリスチャンの倫理、または品性に関わる問題において非難を受けている人物については、悔い改めと改善の証が明確となるまでは、セブンスデー・アドベンチスト教会員として受け入れるに相応しいと考えることはできません。
- セブンスデー・アドベンチスト教会は福音宣教令の理解の故に、使命遂行を一部の限られた地域に限定することはできません。神の恩恵のうちに、また人類に対する神の働きの各時代における進展によって、福音の真理に関する異なる視点を特別に強調するために、さまざまな教派や宗教的運動が時に応じて起こりました。セブンスデー・アドベンチスト教会の始まりと初期の段階において、差し迫った出来事としてキリスト再臨の福音を強調すること、また聖書の預言、特に黙示録14章6~14節に述べられているその出来事に対する備えに関する特別なメッセージである聖書の真理を宣べ伝えることへの召命と責任が我々に課せられました。この使命は「あらゆる国民、部族、国語、民族に永遠の福音」を語り、あらゆる場所に住むすべての人々に対して注意を促すことです。したがって、この働きを特定の地理的範囲に制限することは、果たすべき福音宣教の働きを怠っていることになります。セブンスデー・アドベンチスト教会は、他教派も同様に地理的な制限なく働きを行う権利を持つことを認めます。
世界総会就業規則No.075
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